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○脱力感。 ページ8
とにかく早歩きで教室へ向かう。
どう言って誤解を解こうかと 頭をフル稼働させながら
教室の扉を開ける。
その瞬間、教室にいた人が全員こちらへ目をやる。
と、同時に "わぁ……！" とあちこちから
おめでとう やら、待ってました の言葉。
今までの経験上、ドロドロとした噂話を想像していた
俺は 口を開けて固まる他なかった。
「 おい、ジョンハン！何ボケっとしてんだ、
早く詳しく聞かせろ〜 」
「 いやぁ、待ってました、今日の主役！
んで？告ったのはどっち？ 」
「 彼女、入学早々 美少女で有名な子でしょ！
こりゃうちらも 納得するしかないよね〜」
……とりあえず、険悪な感じではないことに 一息つく。
が、すぐに どうしたものか と頭を抱える。
完全に 俺とAが恋仲だという話が
出来上がってしまっている。
きっと、Aも １-Ａの教室で
同じようなことになっているはずだ。
まず、話をしたい。
JH「 スンチョラ、ちょっと頼まれて 」
SC「 はいよ 」
言葉足らずでも、しっかりくみ取ってくれる
スンチョラにお礼を伝え 庭園へ向かった。
続く
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作者名：狐 | 作成日時：2023年5月10日 15時
