増田さんはジャニストの子が好きみたいです。その4！

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あなたside
そう言うと増田さんは真剣な顔になった。






増「おいしくないって…まだ俺食べてないけど…」






まあ…そうなんだけど…






あ「で、でも、」








増「それ、俺にちょうだい？お願い？」






優しい瞳でお願いする増田さんにNOとは言えず、しぶしぶ袋を渡す。







増「うお！やったあ！」






おいでと手を引かれ再びベンチに隣同士で座る






増「あけるね？」




そして彼は袋からぶさいくなお菓子を取り出した






あ「…」





見るだけで泣きそうになってくる…






増田さんは一つ指でつまんで口に入れた






あ「…」




増「おぉ」






…まずいか。






あ「ごご、ごめんなさい…」






ちゃんと話したいのに声が震えてしまう。








増「うっめぇ」





あ「へっ…？」





増「めっちゃ美味しいよ。ありがとう」






そんなはずはない。






あ「こんなに汚いのに…」






増「汚くないよ。それより頑張ってくれたんでしょ？その気持ちがめっちゃ嬉しい」






眩しいぐらいの笑顔の増田さんに遂に涙が溢れてしまった。







増「ああ、泣かないでっ」





慌てて涙を親指で拭ってくれる増田さん





あ「ほ、ほかの人からもらってるのみちゃったんです…((グスッ」







増「ん？」









あ「わ、私のはあんなんじゃないし…下手っぴだから…あげない方がいいと思ったんです((ヒクッ」







増「そんな心配しちゃったの？」







あ「私の可愛くないし…可愛い渡し方もできないから…負けちゃったって((グスッ」

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