増田さんはジャニストの子が好きみたいです。その4！

はじめてのバレンタイン。 ページ24

あなたside







あ「ああああ…もぅ」







私は今頑張ってる。









あ「うぅ…」






めっちゃ頑張ってる。








あ「不味そっ…」








お菓子作りを頑張ってるけど…。








全然おいしくなさそうだし、可愛くない。






あ「こんなん渡せない…」







2月14日はバレンタイン。






もちろん、増田さんにも渡すわけで今年は手作りにしようと思ったけど…





まったく上手くいかない。








料理はそこそこできるけどお菓子は作れない。







あ「女子力なさすぎ…」








シゲさんにヘルプをお願いしようかとも迷ったけど、





やっぱり自力で作って渡したいという馬鹿な理由で今に至る。






あ「この不味そうなのどうしよ」





とりあえず包んでみた失敗作を眺めていると、増田さんから数日前言われたことを思い出す。






それは夜に電話をしたときのこと。







増『またAちゃんの手料理食べたいなあ』






あ『今度のはおいしくないかもですよ』






増『俺Aちゃんの作ったものなら何でも喜んで食う！』









彼はそんなことを言っていた。









あ「これも食べてくれるの…？」

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