Shopaholic ~ T．Masuda ~ Vol. 5 (ページ46)

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☆235☆ ページ46

あなた side

久しぶりにたくさんのお店に回る仕事。

あ「ああ、重い…やっと戻りましたあ」

両手いっぱいのブランドの袋と傾けないように持っているステーキ。

あ「ああ、ステーキはお皿にもらなきゃ。」

ステーキをお皿に乗せ、お洋服も持って貴くんのオフィスに入る

増「服はもうソファーに置いといて。」

あ「ステーキは…」

増「あー…」

ちょっと考え込む貴くん

増「やっぱステーキ気分じゃない。」

はい？

あんだけ、

苦労して

重い荷物を持って帰ってきたのに。

いらないの？？？

あ「はあ…」

増「なに？」

あ「私もなにって聞きたいんだけど…」

はじめて、少し尖った声で彼に言った。

増「…。」

あ「あのー…？」

増「…そんなにイラッとすんなら山下のとこいけば？」

あ「はい？」

増「山下の方はいいんじゃない？行ったら？」

なんのこと？！

ていうか、なんでそんな山下くんきらいなの。

あ「別に山下くんとは何もないし」

増「そう？そうには見えないけど。」

あ「なんで、？」

増「…ステーキの気分じゃないって言ったよね」

顔を一切あげずに言う彼に、

あ「はい。」

といい、ステーキの乗ったお皿を持ってキッチンへ向かう

そして

あ「もう、なんなの！」

がしゃん！！！！))))

とステーキをシンクへ投げ入れて

彼の元へイライラしながら戻った。