Shopaholic ~ T．Masuda ~ Vol. 5 (ページ31)

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あなた side

バタン))

増「ふぅ、海の近くはやっぱりちょっと寒いね」

あ「うん…冷えちゃったね」

急いで戻り、

2人で車の後部座席に乗り込んだ。

増「あ、毛布あるよ」

貴くんは車の後ろに手を伸ばして毛布を数枚出した。

あ「結構あるね(笑)」

増「あいつら寒がりだから(笑)」

貴くんは毛布をそっと私にかけるとこちらに体を向けた。

増「…」

あ「どうしたの？？」

増「んーん、いてよかったって」

そう言いながら貴くんは優しく微笑んでゆっくり私の頬を撫でた

あ「私も来てくれて嬉しい…//」

数秒の沈黙のあと、貴くんがゆっくり口付けた

増「2人きりの時間って大切だな」

あ「私も今その大切さを噛み締めてるよ」

最近は残業やらなんやらで2人でこうしてゆっくり話す機会も少なくなっていた。

増「小山に、」

あ「？」

増「小山に取られると思った」

貴くんは恥ずかしそうに目をそらした

え、これって…//

あ「もしかしてヤキモチやいた…？」

増「悪い？あんな仲良さげなのみせられたら誰でもするでしょ。」

ふんっとする貴くんは明らかに開き治っている。

あ「嬉しいけどね」

増「人のヤキモチで嬉しがらないで」

あ「じゃあ、私がヤキモチやいたら？」

増「めちゃくちゃ嬉しい。」

あ「ほらぁ！！！」

ははっと爆笑してから貴くんはそっと私を抱き寄せた。

増「はあ…うん、やっぱ好きだわ」

あ「私も好きだよ？」

そして、2人で仲良く一晩をすごした。