Shopaholic ~ T．Masuda ~ Vol. 5

☆217☆ ページ27

増田 side




慶「…」





増「…」








家に戻ると、当たり前だけどメンバー小山しかいなくて





慶増「…」




ただただ気まずかった。





父「はははっ(笑)」





テレビをみるお父さんの笑い声と、





母「お塩いれすぎちゃったかしら…」




たまに聞こえるお母さんの声がシーンとなるのを防いでいてくれた。




ガチャ))





増「！」





手シ「ただいまー」





父「おお、おかえり」





母「あら、公園はどうだった？」






シ「めちゃくちゃ素敵でした」






あ、あれ…？





増「Aは…？」






手「え？慶ちゃんと帰ったんじゃ…」






慶「俺はまっすーと会ってAちゃんと別れたけど…」







増「お、俺はAが2人迎えにいくって言って別れた…」







シ「俺ら会ってないよ？」








母「連絡もきてないわ…大丈夫かしら…」






父「もう暗くなってきたしなあ…」






増「…」





外を見ると、さっきよりは全然暗くなっていた。





手「え…どうしよ！大丈夫かな。」






なんで…ああ…俺全然Aをわかってなかったのかな。






その前に、





自分でもなんで、あんなに腹を立ててたのかはわからなかった。






でも、




よくよく考えると、全部に興味津々で楽しめてる手越とか小山とかシゲをみて、




同じようにできなかった自分に腹を立ててたんだ。





それを、Aに当ててたんだ。





母「大丈夫かしら…なにかあったら…」





増「俺…」






慶シ手母父「？」








増「俺探してきます！！」






そんなこと考えてたらいても立ってもいられなくて、






手「ちょ、まっすー」






がちゃん))







手越の声も気にとめず、




車に乗り込んでいた。








謝らなくちゃ…ちゃんと。



増「Aが1人でいきそうな場所…」









ああ…あそこしかない。

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