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『おにいちゃんの名前。』 ページ2

「ねえねえ!、おにいちゃん、おにいちゃんのなまえってなあに?。」
ミルクティーを飲みながら、ふわりは突然、笑いながら言葉を発した。
俺の名前…、そういえば憶えてないなぁ。もう10年以上立つが。
そんなことを考えながら、俺は口を開く。
「名前…、そういえば、名前、分かんないなぁ。」
色々悟られないように、目線をふわりにあわせ、笑いながら答えた。
「おにいちゃん、なまえないの?。」
きょとん、としながらふわりは聞いてきた。
一瞬、どう答えようか迷ったが、
「そうなんだ〜。おにいちゃんはね、名前を憶えていないんだよ。」
笑いながら、何処か誤魔化すように、そう答えた。
「おにいちゃん、なまえおぼえてないんだ。」
何処か不思議そうに見つめてくるふわり。
「そんなんだよ〜。もう10年も名前が分からないままなんだ〜。」
そう、頷きながら答えた。
「じゃあね、ふわりがなまえつけてあげる!。」
思いついたかのように突然、大きな声を出し、満面の笑顔で、そう発したふわり。
「え?、」
思わず俺は聞き返してしまった。
「だからね、ふわりがおにいちゃんになまえをつけてあげるの!。」
そう、満面の笑みで答えてくれたふわり。
新しい名前、か。
ふわりがつけてくれるなら、割と興味はある。
俺は笑顔で、こう返した。
「有難う、ふわり。じゃあ、どんな名前にしてくれるの〜?。」
すると、ふわりは少し考えるような素振りを見せたた後、思いついた素振りを見せ、満面の笑みで俺を見て、こう発した。
「ううんとね、いまみるくてぃーをのんでるからね、そこからとって、“みる”おにいちゃん!。どう??。」
みる…。なかなかいい名前だった。
「“みる”、格好いい名前を、有難う!。大切にするね。」
ふわりと笑い、俺はそう答えた。
「わあい!、みるおにいちゃんにきにいってもらえた!。ふわりうれしいな!。」
楽しそうに、笑顔でそう答えるふわり。
「有難う!。」
純粋に、名前という響きに懐かしさを感じた。
そして、“みる”という名前が純粋に嬉しかった。
「あらためてよろしくね!、みるおにいちゃん。」
長い髪をゆらしながら、ふわりはそう笑った。
飲みかけのミルクティーは魔法の味。

『おにいちゃんとピアノ。』→←Prologue



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椎名 蜜寧。 - 御免www。頑張るわ!!!。 (2018年8月8日 20時) (レス) id: 9394544942 (このIDを非表示/違反報告)
にゃる - 椎名 蜜寧。さん» 今日、道で名前呼ばれてビビったわw 講習がんばれ! (2018年8月7日 23時) (レス) id: 0c38e75669 (このIDを非表示/違反報告)
椎名 蜜寧。 - 最近講習で時間ないんよ、、、。こう見えて来年もっと勉強しないといけんしね〜。時間あくまでまっといて。 (2018年8月7日 20時) (レス) id: 9394544942 (このIDを非表示/違反報告)
にゃる - やば、笑って(;ω;)ってか、更新プリーズ(?) (2018年8月6日 22時) (レス) id: 0c38e75669 (このIDを非表示/違反報告)
椎名 蜜寧。 - やば、笑。 (2018年8月4日 19時) (レス) id: 9394544942 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:椎名 蜜寧。 | 作成日時:2018年7月17日 0時

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