とらびす物語 (ページ28)

今日:25 hit、昨日:15 hit、合計:59,126 hit

・ページ28

宮近side

今日はみんな静かだな、と思いながら楽屋に入る。

宮｢おはよー｣

すると、Aがソファーで寝ていた。だから静かなのか。

宮｢Aどした？体調悪い？｣

川｢昨日遅くまで課題やってたみたい。｣

宮｢そっか｣

なんて返事してみたけど、なんとなく嫌な予感がするから

今日は特に注意してAのことを見ておこうと思う。

全員揃ったし、そろそろ時間だからAを起こす。

宮｢A？おーい、おーい、おーーい｣

『わっ！びっくりした』

宮｢ごめん、もうすぐ時間だから起きれる？｣

『あ、うんごめんね、起こしてくれてありがとう』

なんとなく顔色悪い気がするし、一応聞いてみる。

宮｢どっか体調悪い？今日は見学だけにしとく？｣

『全然平気！少し寝たらスッキリした〜』

やっぱり誤魔化した。今少しフラっとしたし。

宮｢Aちょっと遅れてるよ｣

だんだんレッスンについていけなくなっているA

ここ1回やったら休憩にしてもらおうかな、と考えていた時

バタッ！！

川｢A！A！？大丈夫！？｣

宮｢元太、体温計と水と冷えピタ持ってきて｣

元｢わかった！｣

宮｢A？わかる？ちょっと体持ち上げるよ？｣

とりあえずAをソファーまで運ぶ。

かるいな、ちゃんと食べてるのかな。

元｢ちゃか！持ってきた！｣

宮｢ありがと元太。Aごめんね、ちょっと体温計挟むね｣

ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟｯ……

川｢38.7……｣

宮｢そんなあったのか、｣

とりあえず冷えピタを貼って、後はマネージャーさんにお願いして俺たちはレッスンを再開。

Aがいないレッスンは心做しかみんな元気がない。