１１０話 君はいとも簡単に ページ20
?「涼!」
肩で息をしながら荒々しく僕の名前を呼ぶ声
とても落ち着いて安心出来る声
恋が分からないはずの僕が
恋なんてしないと言った僕が
声だけでもこんなに愛おしい
もしかしたらあの恋は間違って居たのかもしれない
僕はその声の主の姿を把握出来ると走り出して居た
一番会いたくなかったのに…一番話したくなかったのに
君はいとも簡単に僕の心を動かしてしまうんだ
『風介…ッ!』ダキーッ
僕は勢い良く肩で息をする風介に抱き着く
風介も僕を強く抱き締める
僕の髪の毛を掻き上げながら強く抱き締める
涼「はぁ…はぁ…涼…」『なんで…?』
涼「電話に出なかったお前の代わりに
木野って奴が出て教えてくれた」
木野ちゃんが…?
涼「木野も心配してたぞ?
なんで落ち込んで居るのか分からないって
何があったんだ?」
そんな事な為にワザワザ走って来てくれたの?
こんなどうでも良い事の為に?
そんな事を思うと不思議と涙がてで来た
涼「泣くな…反応に困るだろう?」
『僕は大事な家族を叩いちゃったんだ!
僕はコーチって言う立場てもあると言うのに!
これでは彼奴らと変わらない最低なコーチでクズなんだ!』
涼「星空女子サッカークラブの事か」
『!?!?なんでそれを?』
誰も知らないはずなのに
照美にだって口止めはしたし
そこまで知らないはずなのに!
涼「アフロディーが教えてくれた
本当の事は分からないけどって言ってたが…」
『なのに…なのに走ってここまで来てくれたの?!』
涼「私はすべてを知る権利がある!私はお前が知りたい!」
照の奴…何.余計な事喋ってんだよ!
風介には知られたくなかったのに!
あんな事知られたくなかったのに!
涼「教えてくれ」『!!』
いつにも無く真剣な眼差しで言う風介
それはただ.僕の過去を知りたいだけ?
それとも真剣に僕の事を心配してくれて居るの?
涼「私はただ.涼を救いたいんだ…涼の力になりたいんだ」
僕は風介の言葉に涙した
対した事じゃないけど僕にとっては
とても暖かくて安心出来る言葉
『ふぇ…怖がったんだ…ﾋｸｯ
助けを求めても…ﾋｸｯ…誰も助けてくれなくて…ﾋｸｯ』
涼「本当の事話してくれるか?」
『ｺｸﾝ)ミッチーも聞いて下さい…僕の過去
星空女子サッカークラブでの事を』
僕が言うとここではアレだからとミッチーは
応接間に僕らを案内した
僕は風介に支えられながら応接間に移動した
風介の体は走って来たからかいつもより暖かかった
ラッキーアイテム
革ベルト
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風翔＠黒猫兎(プロフ) - サオリさん» …気づきませんでした。指摘ありがとうございます！ちょっと、名前が出てない人、ちょっと消してきます。本当に申し訳ございません (2016年1月30日 23時) (
レス) id: f126a5d406 (このIDを非表示/違反報告)
サオリ - 133話のチーム12人いますよ？ (2016年1月30日 22時) (レス) id: c28865dfa3 (このIDを非表示/違反報告)
佐倉優衣 - 凄いですね！じつは俺も小説(ノートだが)をかいてるんですよ！もう数回読んでますが凄いです！憧れます（＾−＾）更新頑張ってください！ (2014年5月18日 18時) (レス) id: a05c635d74 (このIDを非表示/違反報告)
晴緑風翔(プロフ) - 帆鞠さん» はい！！気がつけばもぅ130話行っちゃってるんですよ！！頑張って更新しますわ！。 (2012年10月25日 20時) (レス) id: 9818155a19 (このIDを非表示/違反報告)
帆鞠(プロフ) - ああ！気がつけば、130話突破してますね！これからも応援してます！！ (2012年10月25日 19時) (レス) id: 0f00ba36d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：晴緑風翔 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/fuuyuufuuto/
作成日時：2012年10月8日 15時
