264話 スターティングメンバー ページ9
＊
そして、F F Iアジア予選第一回戦。
日本 対 韓国の試合が始まる。
超金雲「スターティングメンバーは、豪炎寺くんと灰崎くんのツートップです」
監督の言葉に、怜奈とヒロトは目を開いたり、ボトルを落としたりする。
A「豪炎寺さんならまだしも、何で灰崎くんなんですか！？」
ヒロト「怜奈の言う通りだ。
あんな奴なんかより、俺を出した方が得策だ」
なんとしてでも試合に出たい２人は、監督に抗議する。
灰崎「お前ら２人は実力がなかったからスタメンじゃないだけだろ」
ヒロト「ハァ！？
少なくとも、コイツよりはあるに決まったんだろ！」
A「私よりって何よッ！！
私はアンタらバカ２人より、頭は冴えてるからッ！！」
灰崎「俺とコイツを一緒にするなッ！」
3人は火花を散らしながら、肩や胸ぐらを掴みあう。
神門「あの3人って、どことなく性格が似てる気がするんですけど……」
大谷「私も同じこと思った」
苦笑いしながら、この光景を眺めるマネージャー達。
しかし、この空気を断ち切る者がいた。
鬼道「そろそろ試合が始まる。
ヒロトと怜奈はベンチに着け」
ギランと２人を睨みつける。
背後からは見たこともないような黒いオーラを纏わせている鬼道に、3人は凍りつく。
鬼道「怜奈は、試合前の調整を完璧に終えてない。
必殺技も、入院してからまだ一度も使ってないだろ」
A「そ、それはそうです…けど」
モゴモゴと口ごもる。
鬼道「豪炎寺との相性と、バランスを考えた結果だ。
出番が来るまで我慢しろ」
鬼道の命令に、怜奈はショボンと肩を落とし、ヒロトは舌打ちをしながらベンチに腰掛けた。
あの3人が作り出した魔のトライアングルを見事に断ち切った鬼道。
灰崎は、その圧巻な姿に顔を引きつらせた。
＊
円堂「みんな、相手は世界だ！
世界を相手に、サッカーやろうぜ！」
「おー！」と片手を上げ気合い充分のイナズマジャパン。
一星「……残念だけど、この試合。
日本は負ける」
A「……？」
今、何か言った？
そう聞こうとした時、剛陣が一星に向かって口を開く。
剛陣「なんか言ったか？」
一星「いえ。
日本がどこまでいけるのか楽しみですね」
ニコッと微笑む一星に、怜奈は妙な違和感を抱きながら首を傾げた。
今、試合開始のホイッスルが鳴り響く。
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れいな(プロフ) - 空木さん» ありがとうございます^_^これからもたくさん更新して皆さまに喜んでいただけるような作品を作っていきたいと思います。空木さんも、どうぞ応援よろしくお願いします^_^ (2018年11月11日 21時) (
レス) id: 671d3c390e (このIDを非表示/違反報告)
空木(プロフ) - 楽しく読ませて頂いています！これからも更新頑張ってください(´∀｀) (2018年11月11日 18時) (レス) id: b6e943139e (このIDを非表示/違反報告)
れいな(プロフ) - mikakokapoohsanさん» 人によると思います多分。人の性格や好みは何通りもあるといいますし、結果的に人によりますね^_^多分。 (2018年11月10日 15時) (レス) id: 671d3c390e (このIDを非表示/違反報告)
れいな(プロフ) - 楓さん» あー、そういえばそんなのがあると言っていましたね。検討してみたいと思います^_^ (2018年11月10日 15時) (レス) id: 671d3c390e (このIDを非表示/違反報告)
mikakokapoohsan(プロフ) - 玲奈て可愛いですか？ (2018年11月10日 13時) (レス) id: 4fa9e9ab53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れいな | 作成日時：2018年10月24日 21時
