263話 ラフプレーの見本 ページ7
＊
A「あんにゃろうッ、返り討ちにしてやるッ！！」
怜奈は無敵ヶ原に向かって、ボールを奪いにいく。
しかし、無敵ヶ原はいとも容易く怜奈のタックルをかわして、怜奈の頭にボールをぶつける。
A「ぎゃッ！？」
無敵ヶ原「姉御って、意外とタフなんすね。
アンタほんとは男なんじゃないの？」
腹を抱えながら笑い出す無敵ヶ原に、怜奈は額に青筋を立てる。
その間にも、無敵ヶ原は次々とラフプレーを繰り返していく。
稲森「ちゃんとサッカーで勝負しろ！」
明日人の言葉に、無敵ヶ原は平然とした表情で口を開く。
無敵ヶ原「おいおい。
6対1なんだから、少しくらいはいいでしょ？」
無敵ヶ原の言葉に、氷浦は考え出す。
氷浦「たしかに、ラフプレーを差し引いても、一人で俺達6人と渡り合っているのは尋常じゃない」
無敵ヶ原「まだまだこれからだよ。
言っただろ？
最近不能にするって」
流石にこれ以上は危険と見たのか、怜奈は声を上げる。
A「これ以上やると、みんなの体がもたないよ！」
怜奈は氷浦の背中をさすりながら、無敵ヶ原に向かって抵抗する。
無敵ヶ原「姉御は少し黙ってもらえます？」
ハァとため息をつくと、無敵ヶ原は怜奈にゆっくりと近寄る。
無敵ヶ原「こんな奴らを気遣うより、
今、自分に起こってる状況を把握した方がいいですよ？」
すると、無敵ヶ原は怜奈にそっと耳打ちした。
無敵ヶ原「このままだと、姉御は凡人選手になっちゃいますからね」
A「…！？」
無敵ヶ原の言葉に、怜奈は必死に反論する。
A「わ、私は凡人になんかならないッ！
私は、みんなの役に立てるような選手に…
無敵ヶ原「無理だね、アンタじゃ世界に太刀打ちすることすらできない。
今のアンタを見て、よ〜くわかったよ」
その直後、
超金雲「みなさ〜ん」
声がする方を向くと、そこには監督の姿があった。
無敵ヶ原「邪魔が入ったか。
今日はこのへんで勘弁してやる。
命拾いしたな！」
そう言うと、無敵ヶ原は姿を消した。
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れいな(プロフ) - 空木さん» ありがとうございます^_^これからもたくさん更新して皆さまに喜んでいただけるような作品を作っていきたいと思います。空木さんも、どうぞ応援よろしくお願いします^_^ (2018年11月11日 21時) (
レス) id: 671d3c390e (このIDを非表示/違反報告)
空木(プロフ) - 楽しく読ませて頂いています！これからも更新頑張ってください(´∀｀) (2018年11月11日 18時) (レス) id: b6e943139e (このIDを非表示/違反報告)
れいな(プロフ) - mikakokapoohsanさん» 人によると思います多分。人の性格や好みは何通りもあるといいますし、結果的に人によりますね^_^多分。 (2018年11月10日 15時) (レス) id: 671d3c390e (このIDを非表示/違反報告)
れいな(プロフ) - 楓さん» あー、そういえばそんなのがあると言っていましたね。検討してみたいと思います^_^ (2018年11月10日 15時) (レス) id: 671d3c390e (このIDを非表示/違反報告)
mikakokapoohsan(プロフ) - 玲奈て可愛いですか？ (2018年11月10日 13時) (レス) id: 4fa9e9ab53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れいな | 作成日時：2018年10月24日 21時
