262話 無敵ヶ原 ページ6
＊
気がつけば、空は真っ暗になっていた。
その頃、怜奈達は、
不動「なんで俺達が使いパシリなんだよ」
面倒臭そうに不動は愚痴を吐く。
稲森「まあまあ、監督のことだから、これにもきっと何か…」
灰崎「監督が夜食べるアイスを買いに行くことに、意味があるとは思えんがな」
そう、現在怜奈達は、監督のアイスを買いに行く為に外出していたのだ。
監督の指示に従わないイコール、代表メンバーから外される。
なぜ、こんな大人数で行く必要があるのかはわからない。
しかし、命令されたら従わない訳にはいかないのだ。
A「こんなことで代表を除外させられたら元も子もないしね」
パシリをされたにもかかわらず、怜奈はニコニコと笑みを浮かべてご機嫌なようだ。
みんなでワイワイとどこかに行くというのは、怜奈にとってはとても嬉しいことなのだ。
その瞬間、どこからかボールが、すごいスピードでこちらに迫ってくる。
いち早く察知した氷浦は、ボールを足で受け止めた。
氷浦「誰だ！」
目の前には、帽子をかぶった背の小さな男の子が不敵な笑みを浮かべていた。
?「ああ、そこにいるのはテレビに出てたサッカー日本代表の皆さんじゃないですか」
その男の子は、軽々とボールを操り、一番近くにいた怜奈目掛けてボールを蹴る。
ボールは腹にヒットし、怜奈は腹を抱えながら、その場にしゃがみこむ。
しかし、犠牲になったのは怜奈だけではなかった。
その男の子は、怜奈だけでなく不動に目掛けてボールを蹴り、灰崎や、タツヤや氷浦の攻撃を華麗にかわす。
？「その程度で日本代表とは笑えますね」
不動「お前は何もんだ！」
不動の質問に、その男の子は答えた。
？「僕の名前が知りたいのか。
僕の名前は、無敵ヶ原 富士丸。
君たちのようなダメ選手がFFIに出て、日本が恥をかかないように、ここで全員再起不能にしてやるよ」
ニヤリと不敵な笑みを浮かべる無敵ヶ原に、怜奈は鋭い目つきになりながら問い詰める。
A「勝手に喧嘩売っといて変な事言わないでよッ！」
今にも噛みつきそうな勢いで、怜奈は声を荒げる。
しかし、無敵ヶ原は、怜奈に対して興味なさそうな表情で答えた。
無敵ヶ原「姉御は、参加しなくてもいいっすよ。
むしろアンタのやるべき事は他にあるんだから」
「邪魔邪魔」と言いながら、無敵ヶ原は怜奈を払いのけた。
この言動に対して、怜奈は鬼のような形相で怒り狂った。
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れいな(プロフ) - 空木さん» ありがとうございます^_^これからもたくさん更新して皆さまに喜んでいただけるような作品を作っていきたいと思います。空木さんも、どうぞ応援よろしくお願いします^_^ (2018年11月11日 21時) (
レス) id: 671d3c390e (このIDを非表示/違反報告)
空木(プロフ) - 楽しく読ませて頂いています！これからも更新頑張ってください(´∀｀) (2018年11月11日 18時) (レス) id: b6e943139e (このIDを非表示/違反報告)
れいな(プロフ) - mikakokapoohsanさん» 人によると思います多分。人の性格や好みは何通りもあるといいますし、結果的に人によりますね^_^多分。 (2018年11月10日 15時) (レス) id: 671d3c390e (このIDを非表示/違反報告)
れいな(プロフ) - 楓さん» あー、そういえばそんなのがあると言っていましたね。検討してみたいと思います^_^ (2018年11月10日 15時) (レス) id: 671d3c390e (このIDを非表示/違反報告)
mikakokapoohsan(プロフ) - 玲奈て可愛いですか？ (2018年11月10日 13時) (レス) id: 4fa9e9ab53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れいな | 作成日時：2018年10月24日 21時
