番外編 的中 ページ45
＊
ガシャンッという音と共に、怜奈は顔をしかめながら左手を押さえる。
神門「Aさんッ！」
顔を真っ青に青ざめながら杏奈は怜奈の左手に目を向ける。
神門「大変っ、すぐに冷やさなきゃ…！」
杏奈は水道の水を全開にして、怜奈の左手を冷やさせる。
先ほどホットプレートを手で払いのけた時に手の甲に火傷を負ってしまったのだ。
しかも、なぜかホットプレートのスイッチがオンになっていて、鉄板は高温状態だったのだ。
A「火傷の痕が…」
少し悲しそうに眉をひそめる一方、怜奈の異変に気付いたメンバー達が続々と厨房に集まる。
鬼道「怜奈、何があったんだ！」
一部始終を見ていなかった鬼道は、怜奈に問い詰める。
すると代弁するように、坂野上が鬼道に向かって話した。
坂野上「棚の上にあったホットプレートがAさん達目掛けて落下してきたんです。
しかもスイッチが入っていたらしくて、それで火傷を…」
心配そうに、怜奈の火傷を見つめるメンバー達。
そんな中、一星は込み上げる笑いを必死に押し殺していた。
一星( 俺のトリックに気づかないなんて、バカなやつら )
先ほどの出来事は事故ではなく、全て彼が仕向けたことなのだ。
ホットプレートは、一星があらかじめ箱から出してスイッチを入れて高温状態にしておいた。
そして温めた後、コンセントを抜き、プラグを垂らしておいた状態で棚の上に置く。
隙を見計らい、プラグを引っ張れば高温のホットプレートは真っ逆さまに落ちてくる。
彼の計画は完璧だった。
A「幸い左手の火傷だけで済んだんだし、この件はここでお開きにしましょうよ」
「たまたま運が悪かっただけですから」と言いながら、怜奈は左手を冷やして包帯を巻く。
他のメンバーも、怜奈がそう言うなら詮索するのはやめようと思い席に着いた。
ヒロト「……」
A「な、なに？」
席に着いて夕食を食べているのにも関わらず、ヒロトは、怜奈の両手ばかりジッと見つめている。
右手は手首を捻り、包帯でグルグル巻き。
左手は火傷でグルグル巻き。
数日のうちに災難なことに、怜奈は手ばかり負傷している。
すると、ヒロトはブッと吹き出し嘲笑う。
ヒロト「サッカープレイヤーが足じゃなくて、なんで手ぇ負傷してんだよ。
お前、ボクシング選手にでもなんのか？」
腹を抱えながら笑い出すヒロト。
その約3秒後、怜奈の渾身の蹴りがヒロトのすねを直撃した。
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れいな(プロフ) - 空木さん» ありがとうございます^_^これからもたくさん更新して皆さまに喜んでいただけるような作品を作っていきたいと思います。空木さんも、どうぞ応援よろしくお願いします^_^ (2018年11月11日 21時) (
レス) id: 671d3c390e (このIDを非表示/違反報告)
空木(プロフ) - 楽しく読ませて頂いています！これからも更新頑張ってください(´∀｀) (2018年11月11日 18時) (レス) id: b6e943139e (このIDを非表示/違反報告)
れいな(プロフ) - mikakokapoohsanさん» 人によると思います多分。人の性格や好みは何通りもあるといいますし、結果的に人によりますね^_^多分。 (2018年11月10日 15時) (レス) id: 671d3c390e (このIDを非表示/違反報告)
れいな(プロフ) - 楓さん» あー、そういえばそんなのがあると言っていましたね。検討してみたいと思います^_^ (2018年11月10日 15時) (レス) id: 671d3c390e (このIDを非表示/違反報告)
mikakokapoohsan(プロフ) - 玲奈て可愛いですか？ (2018年11月10日 13時) (レス) id: 4fa9e9ab53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れいな | 作成日時：2018年10月24日 21時
