290話 FWやめる？ ページ42
＊
そして怜奈達は浜辺で釣りをしている人物を見つけた。
そこで釣りをしていたのは間違いなく、無敵ヶ原本人だ。
彼の元に歩み寄ると、無敵ヶ原は明日人達の存在に気づいた。
無敵ヶ原「君達は…」
氷浦「無敵ヶ原 富士丸。
お前は一体何者なんだ！」
なぜ、彼は自分達に突っかかってくるのか。
優れた身体能力を持っているのにも関わらず。
しかし、彼はしらばっくれるような表情を浮かべながら返答した。
無敵ヶ原「ただの釣り好きな少年だけど？」
氷浦「いや、あのプレーはただの釣り好きな少年のレベルじゃない」
氷浦の言葉に、無敵ヶ原はニヤリと口角を上げる。
そして足元にあったサッカーボールを蹴り上げた。
無敵ヶ原「つまり、僕とまたサッカーやりたいってこと？」
すると、無敵ヶ原はクルッと怜奈の方に目を向ける。
無敵ヶ原「僕に何か言いたそうな人もいることだし。
やってあげてもいいよ」
A「……」
＊
そして、再び6対1のゲームがスタートした。
この前と同じように、果敢にボールを奪いに行く。
しかし、無敵ヶ原はトリッキーで動きの読めないプレーを見せつける。
無敵ヶ原「あれぇ？
リベンジするんじゃなかったっけ？」
この前のラフプレーとは対照的な動きに、怜奈達は翻弄されるばかり。
そんな中、怜奈は果敢にボールを奪いに行く。
無敵ヶ原「やっぱり、僕の言う通りだっただろ？」
ニヤリと口角を上げる無敵ヶ原。
やはり彼は、怜奈が必殺技が使えない状態だったことを知っていたらしい。
無敵ヶ原「それでいつ辞めるの？
サッカー」
A「誰が辞めるかッ！」
怒りに身を任せながら、怜奈は突進して行く。
無敵ヶ原「中途半端な力じゃ、何にもできないって」
軽やかにボールを操りながら、かわし続ける。
トリッキーなプレーに、怜奈は足元をすくわれ尻餅をつく。
その時、右手を地面に着いてしまい、捻った部分がズキズキと痛みを増す。
しかし、怜奈は素早く立ち上がった。
A「そんなの…自分が一番分かってるッ！！」
悲痛に叫びながら、怜奈はスライディングをしてボールを奪おうとする。
しかし、彼の《 口撃 》は止まらない。
無敵ヶ原「じゃあキーパーにでも転向する？
シュートを止める人の気持ちにでもなってみればいいじゃん」
「あ、手首怪我してるからどのみち無理か」と嘲笑う。
怜奈の怒りは徐々に増していくのがわかった。
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れいな(プロフ) - 空木さん» ありがとうございます^_^これからもたくさん更新して皆さまに喜んでいただけるような作品を作っていきたいと思います。空木さんも、どうぞ応援よろしくお願いします^_^ (2018年11月11日 21時) (
レス) id: 671d3c390e (このIDを非表示/違反報告)
空木(プロフ) - 楽しく読ませて頂いています！これからも更新頑張ってください(´∀｀) (2018年11月11日 18時) (レス) id: b6e943139e (このIDを非表示/違反報告)
れいな(プロフ) - mikakokapoohsanさん» 人によると思います多分。人の性格や好みは何通りもあるといいますし、結果的に人によりますね^_^多分。 (2018年11月10日 15時) (レス) id: 671d3c390e (このIDを非表示/違反報告)
れいな(プロフ) - 楓さん» あー、そういえばそんなのがあると言っていましたね。検討してみたいと思います^_^ (2018年11月10日 15時) (レス) id: 671d3c390e (このIDを非表示/違反報告)
mikakokapoohsan(プロフ) - 玲奈て可愛いですか？ (2018年11月10日 13時) (レス) id: 4fa9e9ab53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れいな | 作成日時：2018年10月24日 21時
