289話 注目 ページ41
＊
買い物を終え、怜奈達はスポーツセンターへと戻ろうとした。
それぞれが買い物袋を持ち、怜奈も同じことをしようとした。
しかし、利き手である右手を怪我してしまった為、現在彼女の両手には何も持っていない。
とはいえ、右手は包帯でグルグル巻き。
必殺技も使えない。
まるで、硬くて重たい鎖を着けたような気分だ。
＊
そして話は「無敵ヶ原 富士丸」に関する話題へと切り替わる。
氷浦「明日人、俺…アイツのことがずっと気になってたんだ」
氷浦の言葉に、怜奈もブンブンと頭を縦に振る。
A「私も、この前あの人が言った事が引っかかって…」
怜奈は、事情を知らない風丸と吹雪と剛陣に詳しく説明する。
韓国戦前、彼が怜奈に向かっていた言葉。
『 このままだと、姉御は凡人選手になっちゃいますからね 』
『 アンタじゃ世界に太刀打ちすることすらできない。
今のアンタを見て、よ〜くわかったよ 』
あの言葉は、まるで彼女が必殺技を使えないことを初めから分かっていたような感じだった。
それが怜奈にとって、気になって仕方ないらしいのだ。
風丸「わかった…じゃあ、俺も行く。
少し興味が湧いてきたしな」
やはり皆、代表メンバー6人を相手にした無敵ヶ原には興味があるらしい。
彼はサッカープレイヤーなのか。
なぜ、あれだけの力を持っているにもかかわらず、代表メンバーには選ばれなかったのか。
疑問が募っていくばかりだ。
＊
稲森「お店のおばさんの話によると、帽子を買った奴はこのへんでよく釣りをしてるって言ってたけど…」
海沿いの道を歩きながら、無敵ヶ原を探す明日人達。
辺りをキョロキョロと見回すと、怜奈はある物を見て目をまん丸に開く。
そして隣にいた氷浦に、コソコソと耳打ちをする。
A「氷浦…あれ。
あれ見て…」
指をピンと差すと、氷浦は指の先にある物に目を向ける。
氷浦「これは…！」
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れいな(プロフ) - 空木さん» ありがとうございます^_^これからもたくさん更新して皆さまに喜んでいただけるような作品を作っていきたいと思います。空木さんも、どうぞ応援よろしくお願いします^_^ (2018年11月11日 21時) (
レス) id: 671d3c390e (このIDを非表示/違反報告)
空木(プロフ) - 楽しく読ませて頂いています！これからも更新頑張ってください(´∀｀) (2018年11月11日 18時) (レス) id: b6e943139e (このIDを非表示/違反報告)
れいな(プロフ) - mikakokapoohsanさん» 人によると思います多分。人の性格や好みは何通りもあるといいますし、結果的に人によりますね^_^多分。 (2018年11月10日 15時) (レス) id: 671d3c390e (このIDを非表示/違反報告)
れいな(プロフ) - 楓さん» あー、そういえばそんなのがあると言っていましたね。検討してみたいと思います^_^ (2018年11月10日 15時) (レス) id: 671d3c390e (このIDを非表示/違反報告)
mikakokapoohsan(プロフ) - 玲奈て可愛いですか？ (2018年11月10日 13時) (レス) id: 4fa9e9ab53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れいな | 作成日時：2018年10月24日 21時
