284話 的 ページ36
＊
施設に着くと、そこには巨大なタイヤがロープにくくりつけられた状態で吊るされていた。
それを操作する為の機械もあり、一星は操作レバーを握る。
一星「皆さん、行きますよ！」
合図とともにレバーを動かす。
すると、吊るされていたタイヤが明日人達に向かって迫ってくる。
ドカンという大きな音と共に、明日人達５人はタイヤにより跳ね飛ばされてしまった。
一星「だ、大丈夫ですか皆さん！」
心配そうに眉をひそめるも、明日人達はなんとか立ち上がる。
剛陣「これくらいで根を上げてたら勝てねぇ！」
そして、再びタイヤがぶつかる音が鳴り響いた。
＊
あらかた特訓を終えると、グッタリと倒れこむ。
剛陣「これで大分ぶつかり合いには強くなったぜ…」
息を切らしながら、ドヤ顔をする剛陣。
しかしその一方、一星は疲れ果てた明日人達を見るとニヤリと口角を上げる。
一星( ばぁか、無意味な特訓で疲労するがいいさ )
つまり、この特訓も全てが嘘。
まんまと騙された明日人達に、一星は嘲笑う。
その直後、特訓用の施設から誰かが入ってきた。
稲森「冷たっ」
地べたに倒れ込んでいる明日人の頬に誰かが冷たいものを当てた。
明日人はその冷たいものを手に取る。
それは、キンキンに凍った氷のうだった。
A「みんな、ボロボロだけど大丈夫？」
氷のうを渡した相手は、怜奈。
怜奈はグッタリと倒れこんだ明日人の顔を覗き込む。
稲森「実はオーストリア戦の対抗策を見つけて、今はその為の特訓を…」
ゆっくりと起き上がりながら、頭をポリポリとかく。
A「特訓もいいけど、怪我しないようにね」
そう言いながら、怜奈は他のメンバーにも氷のうやタオルを渡す。
それを見た一星は、イライラしながら怜奈を睨みつける。
このまま無駄な特訓で体力を使わせるはずだったのだが、あろうことか怜奈が乱入して特訓が中断してしまったからだ。
一星「…丁度いいや」
この気に潰してしまおう。
ニヤリと笑みを浮かべた一星は、クイっと操作レバーを動かす。
その直後、タイヤはガクンと傾き、ものすごいスピードで怜奈に向かってくる。
一星「Aさんッ、危ない！！」
A「…！」
一星の叫び声と共にタイヤは襲いかかってくる。
しかし、彼女はタイヤを避け切ることができなかった。
氷浦「怜奈ッ！」
氷浦の叫び声と共に、タイヤがドカンとぶつかる鈍い音が鳴り響いた。
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れいな(プロフ) - 空木さん» ありがとうございます^_^これからもたくさん更新して皆さまに喜んでいただけるような作品を作っていきたいと思います。空木さんも、どうぞ応援よろしくお願いします^_^ (2018年11月11日 21時) (
レス) id: 671d3c390e (このIDを非表示/違反報告)
空木(プロフ) - 楽しく読ませて頂いています！これからも更新頑張ってください(´∀｀) (2018年11月11日 18時) (レス) id: b6e943139e (このIDを非表示/違反報告)
れいな(プロフ) - mikakokapoohsanさん» 人によると思います多分。人の性格や好みは何通りもあるといいますし、結果的に人によりますね^_^多分。 (2018年11月10日 15時) (レス) id: 671d3c390e (このIDを非表示/違反報告)
れいな(プロフ) - 楓さん» あー、そういえばそんなのがあると言っていましたね。検討してみたいと思います^_^ (2018年11月10日 15時) (レス) id: 671d3c390e (このIDを非表示/違反報告)
mikakokapoohsan(プロフ) - 玲奈て可愛いですか？ (2018年11月10日 13時) (レス) id: 4fa9e9ab53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れいな | 作成日時：2018年10月24日 21時
