番外編 眠り姫と王子の… ページ26
＊
あの後、明日人達は気絶した怜奈をスポーツセンターへと運び込んだ。
稲森「円堂さん！
怜奈、いました！」
円堂「おお！
見つかった…のか」
円堂は、気力も体力も何もかもがなくなった怜奈に目を向ける。
白目になり、グッタリした様子の怜奈に、マネージャー達も駆けつける。
神門「魂が抜けたみたいな顔してるけど、一体何が…」
大谷「と、とりあえず休ませないと…！」
つくしは、怜奈の部屋のドアを開けに駆けていった。
稲森「とりあえず、怜奈を部屋に運び込もう」
氷浦「わ、わかった」
氷浦は、おんぶ状態になった怜奈をゆっくりと運び込んだ。
＊
明日人と氷浦は、怜奈をベッドへとゆっくりと寝かせる。
稲森「とりあえず、俺は怜奈を探しに行ってもらってる他のグループの人達を呼び戻してくるよ。
氷浦は怜奈を見てて」
氷浦「えっ、ちょっ…」
明日人を呼び止めようとした直後、ドアが閉まる。
２人しかいないこの状況。
ベッドには眠ったまま動かない怜奈。
氷浦の顔は自然と熱を帯びていく。
氷浦( い、意識するな意識するな意識するな )
意識するなと思えば思うほど、怜奈への想いが溢れていく。
制御しようとすると、止められない。
窓から入った隙間風が、真っ赤に染まった頬をかすめていく。
気がつけば彼女の頬に触れていた。
心臓がバクバクと高鳴っていく。
唇と唇が触れそうな距離まで接近する。
このまま触れてしまいたい。
そして気がつけば、
彼女の唇に触れていた。
ジワリと唇に体温が伝わる。
ドクンドクンと心臓の音が響き渡る。
A「…ん」
怜奈が息苦しそうに眉をひそめながら声を漏らした。
氷浦「…っ！」
その直後、自分がしていることに気がついた氷浦はバッと唇を離す。
息遣いが荒くなっていく。
氷浦( なん…で…こんな…)
口元を腕で覆い、必死に呼吸を整えようとした。
その時、
大谷「氷浦くん、怜奈ちゃんの具合は…」
氷浦「あ…」
彼にとっては一番見られたくないタイミングで、つくしと杏奈が部屋の中に入ってきた。
大谷「お邪魔…だった…？」
氷浦「ち、ちがっ…！」
認めたくないのか、氷浦は今まで以上に顔を真っ赤に染め上げ、両手をブンブンと振って否定した。
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れいな(プロフ) - 空木さん» ありがとうございます^_^これからもたくさん更新して皆さまに喜んでいただけるような作品を作っていきたいと思います。空木さんも、どうぞ応援よろしくお願いします^_^ (2018年11月11日 21時) (
レス) id: 671d3c390e (このIDを非表示/違反報告)
空木(プロフ) - 楽しく読ませて頂いています！これからも更新頑張ってください(´∀｀) (2018年11月11日 18時) (レス) id: b6e943139e (このIDを非表示/違反報告)
れいな(プロフ) - mikakokapoohsanさん» 人によると思います多分。人の性格や好みは何通りもあるといいますし、結果的に人によりますね^_^多分。 (2018年11月10日 15時) (レス) id: 671d3c390e (このIDを非表示/違反報告)
れいな(プロフ) - 楓さん» あー、そういえばそんなのがあると言っていましたね。検討してみたいと思います^_^ (2018年11月10日 15時) (レス) id: 671d3c390e (このIDを非表示/違反報告)
mikakokapoohsan(プロフ) - 玲奈て可愛いですか？ (2018年11月10日 13時) (レス) id: 4fa9e9ab53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れいな | 作成日時：2018年10月24日 21時
