272話 悪魔と騎士 ページ17
＊
試合が再開されると、韓国は再び攻めに入る。
ボールを持っているペクは、キャプテンであるソクにパスを出す。
その直後、カバーに入ろうとした２人の韓国の選手達とぶつかり、ソクは倒れてしまった。
いや、今のはぶつかったというより、《 ソクを潰す為にワザとやった 》と言う方が正しい。
動けなくなったソクは、担架に乗せられ退場した。
A「味方の選手を…」
「あそこまでクズなやつだったとはな…」と言いながらため息をつく。
ヒロト「たくっ、味方同士で潰し合うとはバカな野郎だぜ」
灰崎「全くだ」
息の合ってない２人に限って、珍しく意見が合う。
A「お前らな…」
怜奈は白い目で見ると、隣にいた不動が代弁するように口を開く。
不動「お前らがそれ言うのか……」
A「それ。
それだよ不動くん」
隣に思わぬ理解者が現れ、怜奈はウンウンと首を縦に振る。
その直後、
灰崎「おいっ、イカ女！」
灰崎が、怜奈に向かってドスドスと近寄ってきた。
A「な、何…」
まさかまた何か言われるのではと思い、怜奈はジリジリと後ろに引き下がる。
すると、十数センチのところで灰崎はピタリと立ち止まる。
灰崎「ラストは俺にボールを寄越せ」
灰崎の言葉に、怜奈は「えっ」と目を見開く。
A「でも、灰崎くんにばっか贔屓したらヒロトさんに怒られ…
灰崎「お前のプレーなら、あの韓国のクソどもくらい屁でもねぇだろ」
A「……」
珍しく褒められた。
いっつも私のことは、バカにしてばっかりなのに。
それだけ灰崎くんには自信があって、
私を信頼してくれてるのかな。
灰崎の言葉に、怜奈は頬を赤らめる。
A「……プレッシャーかけないでよ」
ボソリと呟きながら、怜奈は灰崎に背を向けた。
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れいな(プロフ) - 空木さん» ありがとうございます^_^これからもたくさん更新して皆さまに喜んでいただけるような作品を作っていきたいと思います。空木さんも、どうぞ応援よろしくお願いします^_^ (2018年11月11日 21時) (
レス) id: 671d3c390e (このIDを非表示/違反報告)
空木(プロフ) - 楽しく読ませて頂いています！これからも更新頑張ってください(´∀｀) (2018年11月11日 18時) (レス) id: b6e943139e (このIDを非表示/違反報告)
れいな(プロフ) - mikakokapoohsanさん» 人によると思います多分。人の性格や好みは何通りもあるといいますし、結果的に人によりますね^_^多分。 (2018年11月10日 15時) (レス) id: 671d3c390e (このIDを非表示/違反報告)
れいな(プロフ) - 楓さん» あー、そういえばそんなのがあると言っていましたね。検討してみたいと思います^_^ (2018年11月10日 15時) (レス) id: 671d3c390e (このIDを非表示/違反報告)
mikakokapoohsan(プロフ) - 玲奈て可愛いですか？ (2018年11月10日 13時) (レス) id: 4fa9e9ab53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れいな | 作成日時：2018年10月24日 21時
