270話 トライアングル ページ15
＊
趙金雲「怜奈くんは、２人のサポートです。
絶対攻撃に参加してはいけませんよ〜？」
手を振りながらフィールドに向かう怜奈を見送る監督。
A「……は〜い」
監督の命令は絶対。
しかし乗り気ではないようだ。
灰崎「残念だったな。
FFIの初試合が俺らのサポートでよ」
ざまあみやがれとでも言うような顔で見下される。
A「…私に赤ん坊２人の世話なんて務まらないのにね」
さりげなくディすられたことをいち早く気づいたヒロトは怜奈に向かって噛み付くように声を上げる。
ヒロト「赤ん坊２人って、俺様とコイツのことかよ！」
A「アンタら以外誰がいるってんだよッ！」
＊
【 新たに入ったのは吉良 ヒロトと、A 怜奈。
この3人のFWの力により、果たしてどんな試合が観れるのか！ 】
灰崎「いくぞ」
ヒロト「ハッ、一瞬でぶっ潰してやるぜ」
A「……先が思いやられる」
ホイッスルの音と共に、FW3人はボールを運んでいく。
ヒロトは自慢の個人技を相手チームに見せつける。
ヒロト「次はお前の番だ！」
そう言うと、ヒロトは灰崎に向かって強烈な威力のパスを出す。
すると、灰崎もそれに対抗するかのように個人技を炸裂させた。
灰崎「イカ女、お前もなんかやれ！」
A「ハァ！？」
灰崎は怜奈の真上に、ボールを蹴る。
A「あーッ、もう！」
パスを出されたからには受け取らなければ、相手チームに奪われてしまう。
怜奈は高くジャンプしボールを受け取った。
そしてそのまま灰崎やヒロトに劣らないほどの個人技を見せつける。
アクロバティックな動きに、ボールを奪おうとしたペクは目を見開く。
灰崎「おい、イカ女！
こっちに回せ！」
ヒロト「バカッ、こっちに回した方がいいに決まってんだろ！」
A「え、えっと…！」
どっちに渡しても攻撃力はほぼ互角。
マークの選手も尽きかけている状況に怜奈は困惑する。
その直後、怜奈は何かに気がつき、ボールを上空真上へと蹴り上げる。
稲森「うおぉー！」
上空には明日人がおり、そのままヘディングシュートをして、見事決まったのだ。
「やったー！」と明日人は声を上げた瞬間、灰崎とヒロトは明日人をギロリと睨みつける。
稲森「俺、まずいことしちゃった…？」
A「そんなわけないない。
むしろこのバカ２人に問題があるから！」
そう言いながら、怜奈は灰崎とヒロトの頭を鷲掴みにした。
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れいな(プロフ) - 空木さん» ありがとうございます^_^これからもたくさん更新して皆さまに喜んでいただけるような作品を作っていきたいと思います。空木さんも、どうぞ応援よろしくお願いします^_^ (2018年11月11日 21時) (
レス) id: 671d3c390e (このIDを非表示/違反報告)
空木(プロフ) - 楽しく読ませて頂いています！これからも更新頑張ってください(´∀｀) (2018年11月11日 18時) (レス) id: b6e943139e (このIDを非表示/違反報告)
れいな(プロフ) - mikakokapoohsanさん» 人によると思います多分。人の性格や好みは何通りもあるといいますし、結果的に人によりますね^_^多分。 (2018年11月10日 15時) (レス) id: 671d3c390e (このIDを非表示/違反報告)
れいな(プロフ) - 楓さん» あー、そういえばそんなのがあると言っていましたね。検討してみたいと思います^_^ (2018年11月10日 15時) (レス) id: 671d3c390e (このIDを非表示/違反報告)
mikakokapoohsan(プロフ) - 玲奈て可愛いですか？ (2018年11月10日 13時) (レス) id: 4fa9e9ab53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れいな | 作成日時：2018年10月24日 21時
