46話「恋する人体模型」 ページ3
僕の名はジンタ。
学校に置かれている人体模型だ。
この学校に来て早50年。
多くの生徒に怖がられたり、無気味悪がられたりした。
しかしそんな僕についに春がやってきた！
彼女の名は、ヤシナ マナミ。
僕が好きになった女性だ。
こんな僕をかわいいと言ってくれる。
…なぜ僕は人間ではないのだろう。
人間との違いはほんの少し。
内臓のところがむき出しになっているだけのことだ。
あとは体の半分の皮がない。
脳みそも見えちゃってる。
だけど、そんなことは些細な問題だ。
僕は彼女をてにいれてみせる。
絶対に。
＊
ガララッ
ケースケ「ちわー」
ケースケは事務所の扉を開ける。
アキノリ「よお、ケースケ！」
ナツメ「また来たんだ」
ケースケ「いや〜、家に居ても暇だからさ」
怜奈「丁度よかった。ケースケくんってこれ知ってる？」
ケースケ「え？」
ケースケはパソコンの画面を見せられる。
そこには〈うすらぬら〉に書き込まれたある怪奇案件が映し出された。
アキノリ「この書き込みにある桜元町第一小学校ってケースケの学校だよな？」
ケースケ「…誰かに見られている気がする？」
ナツメ「ああ、掃除用具入れの隙間から怪しい目が見えてたとか。そんなやつ？」
怜奈「…平然と言ってるけど、それかなり怖いね」
アキノリ「学校にはいろんな都市伝説があるからなぁ」
するとナツメがまた何か考えだした。
ナツメ「そうねぇ、他に考えられるのは…でっかい目玉のついた顔だけの蜘蛛とか」
ケースケ「…く、蜘蛛？」
アキノリ「そーりゃ不気味だわ」
トウマ「学校に入り込んだ、不審者という線も考えられるよ」
怜奈「…それ怪奇案件じゃないよ」
怜奈は苦笑いするが、トウマは至って真剣だったらしい。
ナツメ「なるほど！それはある意味放っておけない。ぜひこの案件を解決しないと。というわけで、妖怪ウォッチ貸すからアンタ調査してきて」
ナツメはウォッチをケースケに無理矢理渡す。
ケースケ「ええ！？やだよ！オレ関係ないしー！」
ナツメ「何言ってんのよ！アンタの学校でしょ？」
兄弟ゲンカみたいな会話のやり取りに、アキノリくんもトウマくんも私もさすがに呆れる。
しかしこればっかりはケースケくんに頼るしかない。
私達は、ケースケくんが頑張ってくれてる間に出来ることをやらないと。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
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壊(プロフ) - 絵、上手すぎんか？何かの模写ですかね？とても凄いと思います！ (3月9日 11時) (
レス) @page41 id: 4287a5d613 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - 絵うますぎです…そこら辺で上手とか言ってる人より凄く上手…可愛すぎませんか？ (9月20日 17時) (レス) @page41 id: be2fe8a188 (このIDを非表示/違反報告)
ぐりーん(プロフ) - 絵が出てきた瞬間に思わず叫んじゃいました…🥲小説も面白いし、見つけることが出来て良かったです😢 (2022年8月4日 15時) (レス) @page41 id: c2e222939c (このIDを非表示/違反報告)
春生まれ - 絵上手すぎません? 神か何かですか? (2022年2月23日 0時) (レス) @page41 id: f9a1a17fc3 (このIDを非表示/違反報告)
フランドール大好き - 上手いですね！すんごい可愛いです！ (2021年4月21日 13時) (レス) id: fad690bd23 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れいな | 作成日時：2018年6月25日 21時
