青き月光の下で2［妖怪ウォッチシャドウサイド］

番外編7 ページ19

ナツメ「怜奈ちゃん」

事務所でのんびりとくつろいでいると、ナツメが話しかけてきた。

ナツメ「今日、テスト返ってきたじゃん？」


怜奈「うん。それがどうかしたの？」


ナツメ「お願い！数学の途中の問題で詰まっちゃって…悪いんだけど教えてくれないかな？」


怜奈「え、私が？」


アキノリ「いいじゃん！教えてやれよ」


トウマ「怜奈、勉強出来そうだしね」


アキノリとトウマの言葉に怜奈は石のように固まる。



ナツメ「あれ…怜奈ちゃん？」



怜奈「…私のテスト……よかったら見る？」



そう言って、怜奈はカバンの中をごそごそとあさり出した。


そして、5枚のテスト用紙を見せる。



怜奈「見た目で勉強ができると思った３人！
あんまり甘く見ないでよ…」



３人はテスト用紙を覗き込む。



「「「 えっ！！？ 」」」



国語…21点

数学…92点

理科…53点

社会…41点

英語…17点



アキノリ「なんじゃこりゃ！？」


ナツメ「数学92点って…すごい！」


アキノリ「いや、そこじゃないから！」


トウマ「国語21点、英語17点か…」


怜奈「数学は得意なんだけど、後の教科は微妙で…」



アキノリ「微妙っていうか、この2科目は正直言って酷いぞ？」


アキノリの言葉に、怜奈は更に顔を暗くする。


ナツメ「で、でも数学は得意だよね？ぜひぜひ教えて欲しいなあ！！」


ナツメはフォローするように言うと、怜奈は顔をパアッと明るくさせる。


怜奈「わかった！バッチリ教えるね！」


そう言って２人は机に教材を置き勉強を始めた。



アキノリ「…あの成績じゃ、妖怪探偵団に来れなくなるかもな」



トウマ「大丈夫だよ。僕があとで教えるから」


アキノリ「おっ、それは助かるな！怜奈もきっと喜ぶぜ！」







そんな会話を交わしながら、２人は楽しそうに勉強を教える怜奈とナツメを静かに見つめていた。

61話「顔さけ女」→←60話

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

革ベルト

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした！

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す