番外編5 ページ2
＊
放課後。
怜奈「…やっぱり帰りたい」
ナツメ「もー！何言ってるのよ。もし、告白だったら相手の気持ちも考えなきゃ」
怜奈「ぜーーったい、告白じゃない。そうだとしても私…わからないよ。それに…」
ナツメ「…それに？」
怜奈「…ハルヤくん。…なんでか分からないけど。
不思議な感じがして、あんまり話したくない」
ハルヤ「何が話したくないの？」
怜奈「…ヒャアア！！」
怜奈は慌ててハルヤから離れる。
ナツメはそれを見たのか、先に教室から出て行ってしまった。
ハルヤ「びっくりさせてごめんね」
怜奈「…ううん。…それより話しの内容を…」
ハルヤ「ああ、じゃあ聞いてくれる？」
ハルヤは机の上に座ると、怜奈はその場に立ったまま話しを聞いた。
ハルヤ「…怜奈さんってさ。怪奇現象とか
信じる？」
怜奈「…へ？」
…話しって、そんなこと？
しかも何で私に
ハルヤ「実は、最近奇妙なことが起こりやすくなったんだ。…もしかしたら何かに取り憑かれてるのかなって。こんなこと、クラスの人には言えないなからね」
え、じゃあ…
私が最近、嫌な妖気を感じてたのはハルヤくんに妖怪が取り憑いてたって事になって。
相談相手が私なのは、同じ転校生で話しやすいと思ったからってことになるよね。
怜奈「…そうだったんだ」
ハルヤ「まぁね。……話しはこれくらいにしておこうか。日も暮れてきたし」
ハルヤくんは立ち上がると、私の頭に手を置いてきた。
ハルヤ「…じゃあ……またね」
そう言い残して、ハルヤくんは教室から出て行った。
フワッ
怜奈「……あれ？」
ハルヤくんの周りにあった妖気が感じなくなった。
もしかしたら、妖怪が取り憑くのをやめたのかもしれない。
私はハルヤくんに触られた自分の頭に触れる。
怜奈「…やっぱり、ハルヤくんって不思議な人」
＊
巌流「…何をされたんですか？」
ハルヤ「簡単だよ。我々の妖気にだけ反応しないように術をかけただけだ。それ以外の普通の妖気なら感じ取れるけどね。これで〈兆しの矢〉を放っても、決して気づかれることはない」
巌流「……あなた様がそこまでする理由は何なんですか？」
ハルヤ「…理由？そんなの決まっている」
ハルヤはニヤリと笑う。
.
ハルヤ「…ただの暇つぶしだよ」
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壊(プロフ) - 絵、上手すぎんか？何かの模写ですかね？とても凄いと思います！ (3月9日 11時) (
レス) @page41 id: 4287a5d613 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - 絵うますぎです…そこら辺で上手とか言ってる人より凄く上手…可愛すぎませんか？ (9月20日 17時) (レス) @page41 id: be2fe8a188 (このIDを非表示/違反報告)
ぐりーん(プロフ) - 絵が出てきた瞬間に思わず叫んじゃいました…🥲小説も面白いし、見つけることが出来て良かったです😢 (2022年8月4日 15時) (レス) @page41 id: c2e222939c (このIDを非表示/違反報告)
春生まれ - 絵上手すぎません? 神か何かですか? (2022年2月23日 0時) (レス) @page41 id: f9a1a17fc3 (このIDを非表示/違反報告)
フランドール大好き - 上手いですね！すんごい可愛いです！ (2021年4月21日 13時) (レス) id: fad690bd23 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れいな | 作成日時：2018年6月25日 21時
