75話 ページ36
＊
炎は消え去り、ミサキちゃんの安全は確保された。
そう思われた途端、天井から瓦礫がミサキちゃん目掛けて崩れ落ちてくる。
トウマ「危ないっ！」
ミサキちゃんはオーちゃんを抱え込んだまま、目を瞑る。その瞬間、動力を失ったはずのオールマイティーくん達が再び起動しミサキちゃんの周りに集まりそのまま瓦礫の下敷きとなる。
怜奈「ミサキちゃん！」
瓦礫が崩れ落ちた瞬間、光が差し込み私達を包み込む。
そのとき、私の頭の中にある記憶が流れ込んできた。
＊
そう、その場所は家事が起こった現場。
燃え盛る炎の中を子供と消防士が脱出しようとする。
しかし天井が崩れ落ち、消防士は抱えていた子供を別の消防士に向かって放り投げる。
その消防士は瓦礫の下敷きになり炎に包まれた。
『 …みんなを助ける。それが、私の使命 』
＊
怜奈「…っ！」
バッと目を開くと、隣にいたナツメもボソッと呟く。
ナツメ「今の、オーちゃんの記憶…？」
ゆっくりと目を開いたナツメを見つめると、私は我に帰ったようにミサキちゃんの方に目を向ける。
ナツメも反射するように視線を向けると、声を漏ら
す。
ナツメ「ミサキちゃ…んん！！？」
気絶しているが、どこも怪我ないようだ。
しかしミサキちゃんを抱えている機械のようなロボットはなんだろう。
アキノリ「な、なんだコイツ！」
「人命救助から水のトラブルまで24時間完全サポート！あなたの暮らしと世界の安全は私が守る！
ロボニャーーーーンっ、ダブルオー！！」
怜奈「…へ？」
ニャンって…ニャン要素はどこにも見当たらないように見えるが、どこにニャン要素があるのだろう。
みんなも同じことを考えていたらしく、ロボニャンに向かって質問を投げかける。
しかし、ロボニャンは無言のままミサキちゃんを抱えて飛び立ってしまった。
そして地面にはロボニャンの妖怪アークが落ちていた。
怜奈「妖怪…みたいだね。どうやら」
ナツメ「だね」
後日、欠陥商品となったオールマイティーくんは全てリコールされることになり、無事にオールマイティーくん事件は解決した。
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壊(プロフ) - 絵、上手すぎんか？何かの模写ですかね？とても凄いと思います！ (3月9日 11時) (
レス) @page41 id: 4287a5d613 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - 絵うますぎです…そこら辺で上手とか言ってる人より凄く上手…可愛すぎませんか？ (9月20日 17時) (レス) @page41 id: be2fe8a188 (このIDを非表示/違反報告)
ぐりーん(プロフ) - 絵が出てきた瞬間に思わず叫んじゃいました…🥲小説も面白いし、見つけることが出来て良かったです😢 (2022年8月4日 15時) (レス) @page41 id: c2e222939c (このIDを非表示/違反報告)
春生まれ - 絵上手すぎません? 神か何かですか? (2022年2月23日 0時) (レス) @page41 id: f9a1a17fc3 (このIDを非表示/違反報告)
フランドール大好き - 上手いですね！すんごい可愛いです！ (2021年4月21日 13時) (レス) id: fad690bd23 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れいな | 作成日時：2018年6月25日 21時
