65話 ページ24
私達はすぐさま妖魔レーダーが探知した場所へと向かう。
するとそこには丁度アズサさんがいて、私達は声をかけてた。
アズサ「あなた達は…」
怜奈「あのっ、アズサさん!ここって顔さけ女が出た場所ですよね?」
アズサ「えっ、そうだけど」
妖魔レーダーが反応しているということは、周辺に顔さけ女がいる可能性がある。
このままだと、アズサさんにまで被害が及んでしまうだろう。
アキノリ「また奴が現れます!すぐに逃げてください!」
アキノリがアズサさんに危険を知らせようとした瞬間、寒気がするような嫌な妖気が立ち込め、怜奈はビクッと肩を震わせる。
怜奈「…間に合わない」
怜奈の言葉にケースケは反応すると、辺りを見渡す。
するとケースケも一気に顔を真っ青にする。
視線のさきには、コートを着た女の靴が視界から
そっと現れた。
ケースケ、怜奈「「で、出たぁあああ!!!」」
2人の叫び声と共に、顔さけ女は姿を現した。
その瞬間、顔さけ女はバッと目を開く。
怜奈「ど、どうしよう!私がもう少し早く気がついていたら…」
ジリジリと近づいてくる顔さけ女に、怜奈は怯えながらみんなに目を向ける。
するとアズサさんは、子供を置いて一人で逃げるわけにはいかないと言い花屋に戻っていった。
顔さけ女「私…キレイ!?」
と言いながら顔さけ女は長い黒髪をかきあげる。
アキノリ「な、なんだ!?」
かきあげた髪をなびかせると、顔さけ女の顔はみるみる真っ二つに割れていき、凶暴な植物の妖怪へと姿を変化させた。
トウマ「こいつは…!」
アキノリ「植物の妖怪か!」
ナツメ「ここは私が!」
ナツメはウォッチとアークを取り出し、ジバニャンのシャドウサイドを召喚する。
そこにウィスパーとミッチーも現れ、今まさに
戦いが始まろうとしていた。
怜奈「……」
ケースケ「怜奈?どうかしたの?」
真剣な表情で顔さけ女の方を見つめる怜奈を不思議に思ったのか、ケースケが話しかける。
怜奈「あの妖怪…本当に人を襲うのが目的なのかなって」
妖怪だってなにかしらの理由や目的がある。
それが、怜奈にとっては襲うこと自体が目的だとは思えなかったのだ。
その顔さけ女の表情は、
まるで何かを守るような、
そんな顔をしていると一瞬感じた。
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壊(プロフ) - 絵、上手すぎんか?何かの模写ですかね?とても凄いと思います! (3月9日 11時) (レス) @page41 id: 4287a5d613 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - 絵うますぎです…そこら辺で上手とか言ってる人より凄く上手…可愛すぎませんか? (9月20日 17時) (レス) @page41 id: be2fe8a188 (このIDを非表示/違反報告)
ぐりーん(プロフ) - 絵が出てきた瞬間に思わず叫んじゃいました…🥲小説も面白いし、見つけることが出来て良かったです😢 (2022年8月4日 15時) (レス) @page41 id: c2e222939c (このIDを非表示/違反報告)
春生まれ - 絵上手すぎません? 神か何かですか? (2022年2月23日 0時) (レス) @page41 id: f9a1a17fc3 (このIDを非表示/違反報告)
フランドール大好き - 上手いですね!すんごい可愛いです! (2021年4月21日 13時) (レス) id: fad690bd23 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:れいな | 作成日時:2018年6月25日 21時