63話 ページ22
話しかけようとすると、ジータンがケースケの持っていたべっこう飴を食べてしまった。これに対してケースケは、叫び声を上げる。
ケースケ「なんてことするの!顔さけ女が来たときに使うべっこう飴が!!」
あ、やっぱり怖かったんだ。
ナツメ「てか、ケースケ。顔さけ女のこと知ってたんだ」
怜奈「私も思った。いつもなら怖がるどころか、真っ先に否定してたのに」
ケースケ「だって、知り合いが顔さけ女に襲われたって言ってたんだもん!!」
ケースケの言葉に、怜奈は「えっ!」と口を開く。
怜奈「じゃあ、今からその人の所に行って聞き込みしようよ!」
*
というわけで、私達はケースケくんのお母さんが
通っているという花屋さんに来ている。襲われたのは、そこの花屋の店員さんのアズサさんという人らしい。
花屋の前に着き、アキノリくんが代表としてアズサさんに話しかけるが、アズサさんが持っていたホースの水がアキノリくんの顔にかかってしまった。アズサさんは、さすがに申し訳ないと思ったのかアッサリと店の中に入れてくれた。
アズサ「で、花を買いに来たわけじゃなさそうだけれど。それとも気を利かせて買ってくれるのかしら?」
アズサさんは、私達を見回すとフラワーケースの中から、マーガレットを1本取って来た。
アズサ「ちょっとそこのアンタ」
アズサさんは、トウマくんをビシッと指差す。
トウマ「え…僕?」
アズサ「そう!アンタ、顔はイケてる方なんだから、そっちの子にバッと買って、バッと渡すことくらいしてみなさいよ!」
そう言いながら、アズサさんは怜奈の方を向きながら言う。それにトウマと怜奈は少し驚いている様子だ。
怜奈「な、なんで私?」
アズサ「アンタが一番近くにいたからよ」
あ、そういうことなんだ。納得した怜奈は、トウマの方をチラッと見るとアズサさんに再び顔を向ける。
怜奈「今日は結構です。それに私なんかに渡してもトウマくんだって困るだろうし」
トウマ「…え」
トウマは、一瞬声を漏らすがその声は怜奈には聞こえてなかったようだ。
怜奈「それより、私達。アズサさんに聞きたいことがあるんです」
怜奈の真剣な表情に、アズサは首を傾げる。
アキノリ「あなたが見たという顔さけ女のことについて教えて欲しいんです」
アキノリが怜奈の代わりに用件をいうと、
アズサ「ハァ…めんどくさいなぁ」
と言いながら、手に持っていたプランターをテーブルに置いた。
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壊(プロフ) - 絵、上手すぎんか?何かの模写ですかね?とても凄いと思います! (3月9日 11時) (レス) @page41 id: 4287a5d613 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - 絵うますぎです…そこら辺で上手とか言ってる人より凄く上手…可愛すぎませんか? (9月20日 17時) (レス) @page41 id: be2fe8a188 (このIDを非表示/違反報告)
ぐりーん(プロフ) - 絵が出てきた瞬間に思わず叫んじゃいました…🥲小説も面白いし、見つけることが出来て良かったです😢 (2022年8月4日 15時) (レス) @page41 id: c2e222939c (このIDを非表示/違反報告)
春生まれ - 絵上手すぎません? 神か何かですか? (2022年2月23日 0時) (レス) @page41 id: f9a1a17fc3 (このIDを非表示/違反報告)
フランドール大好き - 上手いですね!すんごい可愛いです! (2021年4月21日 13時) (レス) id: fad690bd23 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:れいな | 作成日時:2018年6月25日 21時