86話 ご迷惑 ページ41
*
善逸たちがいる道場裏に来てみた。
「正座しろ正座ァ!!この馬鹿野朗共!」
すごい怒ってるな。
「なんダト テメェ…
“ボカンッ!!
反論しようとする伊之助の顔を、善逸は思いっきり殴った。
あまりの勢いに伊之助は壁にビタンッと張り付く。
馬鹿なの!?
ていうか未だにアイツが怒り狂ってる理由がさっぱりわからない。
「なんてことするんだ善逸!!伊之助に謝れ!!」
すかさず炭治郎は善逸を叱りつけた。
そうしたら、
「お前らが謝れ!!お前らが詫びれ!!!天国にいたのに地獄にいたような顔してんじゃねぇぇぇぇぇ!!」
『…は?』
「女の子と毎日キャッキャキャッキャしてただけのくせに何をやつれた顔してみせたんだよ!土下座して謝れよ切腹しろ!!」
あー…、
なるほど…。
「何てこと言うんだ!!」
「黙れこの堅物デコ真面目が!黙って聞け、いいか!?」
炭治郎が善逸に圧倒されてる。
ほんとに何に対して怒って…
「女の子に触れるんだぞ!体揉んでもらえて!!湯飲みで遊んでいる時は手を!!鬼ごっこの時は体触れるだろうがアア!!更に上手くできたらAちゃんに頭撫でて褒めて貰えるかもしれないんだぞ!!分かってんのかアア!!」
は…?
「女の子一人につき、おっ ぱい二つ、お尻二つ、太もも二つついてんだよ!すれ違えばいい匂いがするし見てるだけでも楽しいじゃろがい!」
「わけわかんねぇコト言ってんじゃネーヨ!!自分より小さい奴に負けると心折れるんダヨ!」
「やだ可哀想!!伊之助 女の子と仲良くしたことないんだろ!山育ちだもんね 遅れてるはずだわ!あー可哀想!!」
「幸せ!!」と叫びながら飛び跳ねる。
下心丸見えの変態じゃねーか。
(アオイさんたちの所に戻ろう…)
見つからないように そそくさと道場の中に入った。
「「……」」
アオイさん、きよちゃん、すみちゃん、なほちゃんは善逸たちがいる向こうの扉を白い目でジッと見ていた。
声が丸聞こえだったみたいだ。
『うちの弟弟子がすみませんでした。あとでちゃんと叱っておきます』
「…いえ、氷雨様のせいではありませんのでお気になさらずに」
アオイさんたちの善逸に対する好感度が一気に下がった。
お爺ちゃん、
善逸は私が思っている以上のツワモノです。
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れいな(プロフ) - BTてっちゃんさん» ありがとうございます〜!この作品大好きって言ってくれる方がいて本当に嬉しいです。語彙力とか全然ない作品ですが、どうかこれからもご愛読のほどよろしくお願いします! (2019年12月29日 21時) (レス) id: 671d3c390e (このIDを非表示/違反報告)
BTてっちゃん(プロフ) - 善逸が可愛すぎてニヤニヤが止まりません!wこの小説大好きです!!更新頑張ってください!応援しています!! (2019年12月28日 16時) (レス) id: 5f75657117 (このIDを非表示/違反報告)
れいな(プロフ) - ぽんかんさん» いつも作品を読んでくださりありがとうございます。この二人の関係はのちのち変化していく予定です。めちゃくちゃ祈っててください!! (2019年12月26日 17時) (レス) id: 671d3c390e (このIDを非表示/違反報告)
れいな(プロフ) - みるくさん» ありがとうございます。展開はどうするかはあやふやなんですけど ゆっくりお話を進められたらいいなと考えています。 (2019年12月26日 17時) (レス) id: 671d3c390e (このIDを非表示/違反報告)
ぽんかん(プロフ) - いつも更新楽しみにしています!風柱の2年前の行いは、きっと理由があってのことなのですよね、!仲間思いの風柱は無闇に隊員を傷つけないと思っています、この後の展開でただの暴れん坊将軍じゃないことが解説されることを祈っております、、!!! (2019年12月23日 12時) (レス) id: 95123080ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:れいな | 作成日時:2019年12月16日 22時