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50話 猪頭 ページ4





奥に向かって進んでいくと、私の鎹鴉が連絡を寄越した。





『…鎹鴉の情報だと鬼は複数いるそうです』


「やはりな」



「じゃあ、二手に別れましょうか。私は西から回り込みますね」






しのぶさんは進路を変えて西方面に向かった。






「氷雨は俺について来い」


『えっ、嘘!?は、はいぃ!』






冨岡さんからのご指名!?


私、幸せ過ぎてもう死んでもいい…。





別に三手に別れても良かったのにさ、


これって私を心配してくれているっていう先輩の優しさなのでは!?





『天国でも地獄でも一生ついて行きます…』



「…なにか言ったか?」



『いえ別に』






私は冨岡さんのカッコいい背中に見とれながら後ろをついていく。



すると、前方のかなり遠い距離に奇妙な光景が広がっていた。






『…!あれは』





蜘蛛の顔をした大きな異形の鬼。



その鬼は隊員の首を掴み上げている。





(あの隊員…、隊員?…隊員なの?)





猪の被り物を被ってるし。



いやでも刀持ってるし隊員か。






『あの猪頭の人、早く助けないと死にそうですね』


「そのようだな」





だって被り物から滲み出るくらい口から血が吹きただしてる。



あのままじゃ、首をへし折られるな。







「氷雨、あの鬼を斬るぞ」


『了解です』





冨岡さんは木の間をすり抜け、異形の鬼の腕を斬り落とした。



猪頭の人は地面に落ちる。

51話 自己流→←49話 那田蜘蛛山



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れいな(プロフ) - BTてっちゃんさん» ありがとうございます〜!この作品大好きって言ってくれる方がいて本当に嬉しいです。語彙力とか全然ない作品ですが、どうかこれからもご愛読のほどよろしくお願いします! (2019年12月29日 21時) (レス) id: 671d3c390e (このIDを非表示/違反報告)
BTてっちゃん(プロフ) - 善逸が可愛すぎてニヤニヤが止まりません!wこの小説大好きです!!更新頑張ってください!応援しています!! (2019年12月28日 16時) (レス) id: 5f75657117 (このIDを非表示/違反報告)
れいな(プロフ) - ぽんかんさん» いつも作品を読んでくださりありがとうございます。この二人の関係はのちのち変化していく予定です。めちゃくちゃ祈っててください!! (2019年12月26日 17時) (レス) id: 671d3c390e (このIDを非表示/違反報告)
れいな(プロフ) - みるくさん» ありがとうございます。展開はどうするかはあやふやなんですけど ゆっくりお話を進められたらいいなと考えています。 (2019年12月26日 17時) (レス) id: 671d3c390e (このIDを非表示/違反報告)
ぽんかん(プロフ) - いつも更新楽しみにしています!風柱の2年前の行いは、きっと理由があってのことなのですよね、!仲間思いの風柱は無闇に隊員を傷つけないと思っています、この後の展開でただの暴れん坊将軍じゃないことが解説されることを祈っております、、!!! (2019年12月23日 12時) (レス) id: 95123080ae (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:れいな | 作成日時:2019年12月16日 22時

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