63話 嫌いな人 ページ18
*
なぜか炭治郎くんに見つめられ、私は視線を少し逸らした。
すると、
「あのぉ、でも疑問があるんですけど…。お館様が
このことを把握してないとは思えないです」
モジモジと視線を揺らしながら発言したのは蜜璃さんだった。
「勝手に処分しちゃっていいんでしょうか?」「いらっしゃるまで とりあえず待った方が…」と、斬首に賛成した人達に視線を送る。
『…確かに。新人隊員の情報は、お館様ならご存知のはず。把握していないとは思えません』
「でしょ、でしょ?Aちゃんも そう思うわよね?」
蜜璃さんの言葉に私は納得するように首を縦に振った。
その直後、炭治郎くんは再び自分の意見を叫んだ。
「妹は俺と一緒に戦えます!鬼殺隊として人を守るために戦えるんです!だから…
「オイオイ、何だか面白いことになってるなァ」
『…!!』
庭の向こうから聞こえてきた声に私は反応した。
「困ります不死川様!どうか箱を手放してくださいませ!」
そこには隠の人と、子供が一人 入れそうなくらいの大きさをした木箱を持った男が一人。
体中傷だらけで、
羽織の背中には“殺”という文字が刻み込まれている、
白髪をした、
鋭い目つきの、
私の一番 苦手で嫌いな人がそこにいた。
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れいな(プロフ) - BTてっちゃんさん» ありがとうございます〜!この作品大好きって言ってくれる方がいて本当に嬉しいです。語彙力とか全然ない作品ですが、どうかこれからもご愛読のほどよろしくお願いします! (2019年12月29日 21時) (レス) id: 671d3c390e (このIDを非表示/違反報告)
BTてっちゃん(プロフ) - 善逸が可愛すぎてニヤニヤが止まりません!wこの小説大好きです!!更新頑張ってください!応援しています!! (2019年12月28日 16時) (レス) id: 5f75657117 (このIDを非表示/違反報告)
れいな(プロフ) - ぽんかんさん» いつも作品を読んでくださりありがとうございます。この二人の関係はのちのち変化していく予定です。めちゃくちゃ祈っててください!! (2019年12月26日 17時) (レス) id: 671d3c390e (このIDを非表示/違反報告)
れいな(プロフ) - みるくさん» ありがとうございます。展開はどうするかはあやふやなんですけど ゆっくりお話を進められたらいいなと考えています。 (2019年12月26日 17時) (レス) id: 671d3c390e (このIDを非表示/違反報告)
ぽんかん(プロフ) - いつも更新楽しみにしています!風柱の2年前の行いは、きっと理由があってのことなのですよね、!仲間思いの風柱は無闇に隊員を傷つけないと思っています、この後の展開でただの暴れん坊将軍じゃないことが解説されることを祈っております、、!!! (2019年12月23日 12時) (レス) id: 95123080ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:れいな | 作成日時:2019年12月16日 22時