251話 アヤメ、散る ページ39
＊
翌日。
今日はいたって普通の休日。
しかし、ある人物にとっては特別な休日だった。
アヤメ「お待たせしちゃってごめんなさい」
アキノリ「い、いやぁ〜。
僕もついさっき来たばかりですから」
そう彼、有星 アキノリ。
有星家の跡取りで妖怪探偵団のリーダー。
現在彼女なし。
彼にとって今日は特別な休日、つまり《 アヤメと2人っきりでお出かけ 》をする日なのだ。
本命の女の子と2人っきりでお出かけできて喜ばない男子などいない。
コソコソとアキノリとアヤメを除いた妖怪探偵団のメンバーは影で2人を見守る。
ウィスパー「それでは後をつけるとしましょうか」
元町タワーに入っていく2人を見届けると、ウィスパーは頭に風呂敷をまいた泥棒のような格好をして後をつけようとした。
ナツメ「ストープ！
せっかく2人っきりにしてあげたんだから、邪魔しないでアキノリを見守ること！」
ビシッと指を指すナツメに、ウィスパーとジュニアはキョトンとした表情を浮かべる。
ケースケ「どういうこと？」
ナツメ「私達も元町タワーに行かないかって誘われたんだけど断ったの。
アヤメちゃんと2人っきりにしてあげようと思って」
「だよね、怜奈ちゃん」とナツメは隣にいた怜奈に話を振る。
怜奈「アキノリくんがいつまでたってもじれったい態度取るから、ここでビシッと決めてもらおうってこと」
ケースケ「あ、そっか！
アキノリがアヤメさんのこと好きだって、もうバレバレだしね」
ナツメと怜奈の計らいは、アキノリの為だと悟ったケースケは納得する。
トウマ「なるほど…。
そういうことだったのか」
怜奈「え…」
まさか、今まで気づいていなかったのか。
アキノリがアヤメのことを意識しているのは誰から見ても明らかだった。
だが、トウマだけは今の今まで気づいていなかったらしい。
怜奈「と、とにかく私達も元町タワーに入ってみよう。
もちろん、アキノリくん達とは十分な距離をとってね」
怜奈の提案により、メンバー達は後ろからバレないようにアキノリ達を見守ることにした。
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れいな(プロフ) - sweetメロンさん» ありがとうございます^_^まだまだ拙いところもありますが応援よろしくお願いします！ (2019年1月7日 22時) (
レス) id: 671d3c390e (このIDを非表示/違反報告)
sweetメロン - とても面白いです！はまりました！更新頑張って下さい！ (2019年1月7日 14時) (レス) id: f91e96a353 (このIDを非表示/違反報告)
れいな(プロフ) - ミアさん» 教えてくださりありがとうございます^_^助かりました！ (2019年1月3日 21時) (レス) id: 671d3c390e (このIDを非表示/違反報告)
ミア - 256話に『糸』が『意図』になっていますよ。 (2019年1月3日 21時) (レス) id: 3c04b56287 (このIDを非表示/違反報告)
ミア - お願いします。自分的にその方がバランスがとれるので。 (2019年1月2日 19時) (レス) id: 3c04b56287 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れいな | 作成日時：2018年12月30日 22時
