236話 飛びたい ページ18
＊
向こうからこちらに向かって来るタンクとコージ。
するとふと怜奈と目が合う。
タンク「怜奈さん、こんにちは」
タンクとコージは軽く頭を下げると怜奈はニコッと笑いかけた。
怜奈「こんにちはタンクくん、コージくん」
その直後、タンクとコージはケースケにコソコソと耳打ちをし始めた。
コージ「やっぱ美人だよな！
お前の姉ちゃんの友達」
「羨ましい」と言う2人に対してケースケは目をパチパチと瞬きさせる。
ケースケ「2人とも、あーゆうのがタイプなの？」
「趣味悪いな」と呟いたケースケ。
その瞬間、怜奈の肩がピクリと上がる。
怜奈「ケースケくん？
何か言ったかな？」
ニコニコと笑顔を浮かべるも背後には憎悪という黒いオーラが立ち込めていた。
フイッと首を反対方向に向けて口笛を吹くケースケ。
言わなければよかったと思っているのだろう。
その話はさて置き、コージはケースケに向かって話しかけた。
コージ「それよりケースケ。
セバスさんって知ってる？」
この言葉に怜奈達は光を反射したように跳ね上がる。
まさかとは思うが、この2人。
呼び出したりなんかしてないよな。
そう思いながら話を聞く。
するとタンクは、
タンク「俺とコージで呼んでみたわけよ！
そしたらマジで出てきたんだ！」
ケースケ「出ちゃったの！？」
最悪の事態が起きてしまった。
滅多に出ないあのセバスさんが出てくるとは誰が想像できよう。
怜奈「ふ、2人とも！
何をお願いしたのか教えてくれない？」
タンクとコージの肩を掴みながら聞き出す怜奈。
すると彼らはとんでもないことをお願いしたのだ。
タンク「俺とコージとケースケで元町タワーから空を飛んでみたいってお願いしたんだ」
ケースケ「そんなお願いしちゃったの！？」
まさかそんな夢物語みたいな願いが叶うのか。
いや、もしかしたら叶うかもしれない。
セバスさんの力なら。
その直後、タンクのスマホがピコンッという音を立てながら鳴り響いた。
スマホを取ると画面にはセバスさんのマークが浮き出ていた。
そしてスマホの中にいるセバスさんは突然喋り出した。
【 元町タワーから空を飛びたいと希望した3人が揃いました。
これより実行に移します 】
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れいな(プロフ) - sweetメロンさん» ありがとうございます^_^まだまだ拙いところもありますが応援よろしくお願いします！ (2019年1月7日 22時) (
レス) id: 671d3c390e (このIDを非表示/違反報告)
sweetメロン - とても面白いです！はまりました！更新頑張って下さい！ (2019年1月7日 14時) (レス) id: f91e96a353 (このIDを非表示/違反報告)
れいな(プロフ) - ミアさん» 教えてくださりありがとうございます^_^助かりました！ (2019年1月3日 21時) (レス) id: 671d3c390e (このIDを非表示/違反報告)
ミア - 256話に『糸』が『意図』になっていますよ。 (2019年1月3日 21時) (レス) id: 3c04b56287 (このIDを非表示/違反報告)
ミア - お願いします。自分的にその方がバランスがとれるので。 (2019年1月2日 19時) (レス) id: 3c04b56287 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れいな | 作成日時：2018年12月30日 22時
