231話 名探偵 ページ13
＊
コマさん「俺らに狛犬が落ちてきた時は何十年ぶりかの大雪の日だったわい」
いつものように見回りに帰ってきた2人。
大きな音がしたと思ったら突然狛犬が落ちてきたらしい。
コマじろう「それでオラ達、ぺったんこのツルぺったんにされちゃったゲェロ！」
コマさんとコマじろうは「「 あれはズッ……シリきた 」」と声をあわせた。
その一方、オババは夏ではないのに額からダラダラと汗をかいていた。
怜奈「オババ…さん？」
なぜ顔を青ざめるのか。
聞いた方がいいのか、オババの為にスルーすべきか。
怜奈はムムムッと眉を寄せた。
コマじろう「あれは自然に落ちてきたんじゃないゲェロ！」
怜奈「じゃあ、狛犬が落ちてきたのは誰かの手によって…」
怜奈は口元に手を当てながら考え出す。
コマじろう「兄つぁん！
オラ、犯人を見つけたいゲェロ！」
コマさん「やっぱりお前は正義感が強いな」
コマじろうのやる気に感化されたナツメ達も、狛犬を落とした犯人を捜すことに決めた。
そして情報を得る為に、トウマは再び義経を憑依させた。
怜奈「義経さん。
コマさんとコマじろうに狛犬を落とした犯人を探し
て欲しいの」
何か自分に出来ることはないかと聞く。
そんな中、オババはまるで泥棒のような足さばきでゆっくりと家の中に入ろうとしていた。
ナツメ「あれ、オババさん？」
アキノリ「どこ行くの？」
アキノリの問いかけに対して、オババはぎこちなく答えた。
オババ「い、家に入るだけじゃよ。
まあ、犯人探しもほどほどにな…」
怜奈「あの、オババさん。
私、ひとつ気になることがあるんですが…」
軽く挙手をすると、怜奈は義経とアイコンタクトを取った。
怜奈「オババさん、狛犬の話をし出してから挙動がおかしい気がするんです。
それに、大雪の日に狛犬を2人に向かって落とすという犯行的な企みをする犯人は神社周辺の住民の中にはいないと思います。
なので、消去法で考えて行くと犯人は狛犬を管理している人に絞られるんですが…」
再びアイコンタクトを取ると義経は首を縦に振った。
義経「怜奈の言う通り。
犯人はここにいる」
義経の言葉にナツメ達は目をまん丸に開いた。
義経「有星 ミツエ、通称オババ。
犯人はソナタだ！」
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れいな(プロフ) - sweetメロンさん» ありがとうございます^_^まだまだ拙いところもありますが応援よろしくお願いします！ (2019年1月7日 22時) (
レス) id: 671d3c390e (このIDを非表示/違反報告)
sweetメロン - とても面白いです！はまりました！更新頑張って下さい！ (2019年1月7日 14時) (レス) id: f91e96a353 (このIDを非表示/違反報告)
れいな(プロフ) - ミアさん» 教えてくださりありがとうございます^_^助かりました！ (2019年1月3日 21時) (レス) id: 671d3c390e (このIDを非表示/違反報告)
ミア - 256話に『糸』が『意図』になっていますよ。 (2019年1月3日 21時) (レス) id: 3c04b56287 (このIDを非表示/違反報告)
ミア - お願いします。自分的にその方がバランスがとれるので。 (2019年1月2日 19時) (レス) id: 3c04b56287 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れいな | 作成日時：2018年12月30日 22時
