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45話 ページ50



ナツメ「…なんかかわいそうだね」


怜奈「…寸胴丸だって、色々事情があるんだよ」


…本当は、店主さんのラーメンを作る姿を
ずっと見ていたかったはずなのに。



トウマ「でも、今の僕達にできることは………


そのとき、

誰かの足音が聞こえてきた。





私達は慌てて隠れる。






「オレに親父の味が引き継げるのかな…」


「…それは分からん。この世界は甘くないからな」





ナツメ「あれってこのお店の店主…」


トウマ「どうやら息子さんが後を継ぐみたいだね」



私達は静かに、2人の会話に耳を傾ける。






「この店を継ぐってんなら、コイツをお前に託さないとな」



「これは親父の……」




「ああ、コイツがいたからオレはラーメン屋をやってこられたんだ。

…なあ、これからは息子をよろしく頼むぜ」


店主さんは、そうやってにこっと微笑んだ。







寸胴丸「…ああ、任せてくれ。…相棒」






寸胴丸からアークが現れ、トウマの手に渡った。

こうして、もったいない男の怪奇案件は無事に解決したのだ。

















学校







ナツメ「サキ、一緒に帰ろ?」


サキ「うん」



ナツメ「怜奈ちゃんも帰ろうよ」



怜奈「…あ、先に帰ってて。先生に課題、提出してから帰るから」



ナツメ「わかった。じゃあまたね!」



そう言ってナツメ達は帰っていく。

私は教卓にいる先生に課題を提出しに行く。



怜奈「先生、これ提出お願いします」



先生「転校してきたばかりなのに大変だな。気をつけて帰るんだぞ?」




怜奈「はい、失礼しま………

ザワッ



怜奈「…!?」





先生「……どうかしたか?」



先生は心配そうな顔をして、怜奈に話しかける。




怜奈「…い、いえ。なんでも…ないです。…さようなら」



私はペコリと頭を下げて、教室を出た。





…なんだったんだろ、さっきの感じ。


…学校の近くに妖怪でもいたのかな?









.









ハルヤ「……」

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極・吹雪姫 - また更新して。面白くて、ずっと見ていられるわ。 (2019年4月21日 13時) (レス) id: c4455a25af (このIDを非表示/違反報告)
あっきー like u very much(プロフ) - 頑張ってくださいね!よかったら、私の小説も読んでみてください!(*>∀<*)話から結構外れていますがよろしくお願いします。恋愛系の小説です (2018年7月7日 12時) (レス) id: 18b6bbad32 (このIDを非表示/違反報告)
れいな(プロフ) - あっきー like u very muchさん» ありがとうございます^_^早く本編に追いつくように頑張ります! (2018年7月7日 12時) (レス) id: 671d3c390e (このIDを非表示/違反報告)
あっきー like u very much(プロフ) - こんにちは!あっきー like u very muchといいます。よろしくお願いしますm(._.)m小説、おもしろかったです!頑張ってください(*>∀<*) (2018年7月7日 9時) (レス) id: 18b6bbad32 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:れいな | 作成日時:2018年6月17日 13時

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