23話 ページ26
おばあさん「いつもの自転車のベルの音がしたさら、あの子が来たのかと思ったんだけど…違ったみたいだねぇ」
ナツメ「…あの子？」
おばあさん「よく来てくれる子がいるのよ。マサキくん…。さくら元町第一小学校の6年生でね。いつもそこの［はるこいゼミナール］って学習塾の帰りに寄ってくれるの」
怜奈「…えっ！」
トウマ「さくら元町第一小学校と、はるこいゼミナールって…」
トウマは怜奈の方を向く。
…やっと分かった。死者の乗る自転車が人を襲う共通点が。
＊
アキノリ「こっちだ！」
アキノリくんの指示に私達は走りながらついていく。
トウマ「死者の乗る自転車は、マサキくんがよく行く場所に現れるってことか！」
ナツメ「きっと何か関係があるんだよ！」
アキノリ「もしかして、マサキくんがよびよせているのかも！」
怜奈「…ま、待って！みんな速…い！」
怜奈は息を切らせながら、みんなのあとについていく。
トウマ「怜奈、ゆっくりで大丈夫だから」
トウマは怜奈の手を引き、誘導する。
怜奈「…ありがとう」
なんだかんだでトウマくんは優しい。
トウマくんの手を握り返し、お礼を言う。
トウマくんはにっこりと微笑んでくれた。
＊
ピンポーン
私達はマサキくんの家のチャイムを鳴らす。
ナツメ「…出てこないね」
トウマ「いないのかな」
怜奈「このままじゃ、解決の糸口は掴めないままだよ…」
そのとき、
「ちょっとあんた達、ここには誰もいないわよ」
えっ…。
ナツメ「あの、マサキくんってご存知ですか？」
「ああ、その子なら交通事故にあったみたいで。病院に運びこまれたそうなんだけど……そのまま」
おばさんはハンカチで鼻をおさえる。
そしてそのまま、行ってしまった。
交通事故ってことは……マサキくんはもう…。
ドクンッ
怜奈「…！！？」
ナツメ「怜奈ちゃん？」
怜奈は周りを見渡す。
怜奈「………来る」
アキノリ「え？一体何が……
？「マサキはどこだっ！！！」
怜奈「……やっぱり！」
死者の乗る自転車に追いかけられ、私達は必死に
逃げる。
ケースケ「ヤバイヤバイヤバイ！！！」
アキノリ「あれが死者の乗る自転車！？」
私達は曲がり角を曲がる。
ナツメ「え、ウソ！」
怜奈「行き止まりだ！！」
「マサキはどこだぁああ！！！！」
私達は死者の乗る自転車に追い詰められた。
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極・吹雪姫 - また更新して。面白くて、ずっと見ていられるわ。 (2019年4月21日 13時) (
レス) id: c4455a25af (このIDを非表示/違反報告)
あっきー like u very much(プロフ) - 頑張ってくださいね！よかったら、私の小説も読んでみてください！(*>∀<*)話から結構外れていますがよろしくお願いします。恋愛系の小説です (2018年7月7日 12時) (レス) id: 18b6bbad32 (このIDを非表示/違反報告)
れいな(プロフ) - あっきー like u very muchさん» ありがとうございます^_^早く本編に追いつくように頑張ります！ (2018年7月7日 12時) (レス) id: 671d3c390e (このIDを非表示/違反報告)
あっきー like u very much(プロフ) - こんにちは！あっきー like u very muchといいます。よろしくお願いしますm(._.)m小説、おもしろかったです！頑張ってください(*>∀<*) (2018年7月7日 9時) (レス) id: 18b6bbad32 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れいな | 作成日時：2018年6月17日 13時
