番外編1 ページ20
＊
ガチャ
怜奈「…ただいま」
て言っても、だれもいないよね…。
お父さん…まだ仕事してるんだ。
私は自分の部屋に向かう。
しかし、今日はいろんなことがあった。大変だったけど、ナツメちゃんやトウマくんやアキノリくんともっと仲良くなれたしケースケくんにも出会えた。
怜奈「…これが私が小さい頃に起こってたら、寂しい思いなんてヘッチャラだったのに」
私は自分のドアを開ける。
するとフワッと風が吹いた。
怜奈「…ベランダ開けっ放しだったかな」
ベランダの方を向くと、何か影のようなものが見えた。
そして月明かりに照らされ、部屋の電気をつけてないのに周りの様子がくっきりと見える。
怜奈「…また来てくれたんだね」
怜奈はその妖怪の姿を見ると、にっこりと微笑んだ。
私はベランダに出て、その妖怪の隣に立つ。
怜奈「…私がひとりのとき夜にこうやって会いに来てくれるのは心配してくれているから？」
？「……」
怜奈「…そう言えば久しぶりだよね。
あなたとこうやって話すの」
？「……」
怜奈「この街はとっても良いところだね。あなたが話してくれた、この街に鬼王が現れたなんて思えないくらい。そのことについてもっと詳しく聞かせてよ」
？「……」
その妖怪は何も言わずに、静かに月を眺める。
怜奈「…話したくないんだね。そうやって、いつも上ばっかり向く」
？「……」
私の隣にいるあなたは、いつも黙ったまま。
でも悲しいこと辛いことがあったら、あなたは
いつもこうやって黙って私の話を聞いてくれる。
それが私にとって、たまらなく嬉しいんだ。
怜奈「…今日ね。妖怪が見える友達と一緒に怪奇案件を解決したんだよ。私、嬉しかったんだ。同じ仲間がいたことが」
？「……」
怜奈「…だから私、少しずつ頑張ってみようと思う。みんなといれば妖怪についても、もっと知ることができるし」
？「……」
私はそうやって月を眺める。
今夜の月は、目を奪われるくらいに美しく輝いていた。
怜奈が月を眺めていると、その妖怪はベランダの柵に飛び乗る。
怜奈「あ、もう帰っちゃうの…？」
？「……」
怜奈「次はいつ来てくれる？私、もっとあなたに話したいことがたくさんあるの」
？「………また来る」
結構、その一言だけ言って空に消えていった。
怜奈「…またね
.
.
……カイラ」
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極・吹雪姫 - また更新して。面白くて、ずっと見ていられるわ。 (2019年4月21日 13時) (
レス) id: c4455a25af (このIDを非表示/違反報告)
あっきー like u very much(プロフ) - 頑張ってくださいね！よかったら、私の小説も読んでみてください！(*>∀<*)話から結構外れていますがよろしくお願いします。恋愛系の小説です (2018年7月7日 12時) (レス) id: 18b6bbad32 (このIDを非表示/違反報告)
れいな(プロフ) - あっきー like u very muchさん» ありがとうございます^_^早く本編に追いつくように頑張ります！ (2018年7月7日 12時) (レス) id: 671d3c390e (このIDを非表示/違反報告)
あっきー like u very much(プロフ) - こんにちは！あっきー like u very muchといいます。よろしくお願いしますm(._.)m小説、おもしろかったです！頑張ってください(*>∀<*) (2018年7月7日 9時) (レス) id: 18b6bbad32 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れいな | 作成日時：2018年6月17日 13時
