11話 ページ12
＊
ケースケ「あれは夢か？…いやまてよ。全部着ぐるみってこともあり得るぞ」
怜奈「着ぐるみじゃないよ」
ケースケ「…ぅわああ！！？…ってなんだ、姉ちゃんの友達か」
ケースケはホッと胸をなでおろす。
怜奈「驚かせてごめんね…？あ！呼び方、怜奈でいいよ」
ケースケ「うん、…ていうか、何でついて来てるわけ？」
怜奈「え？…ちょっと気になることがあったから」
ケースケはフーンと反応する。完全に信じてもらえていないようで、私はアハハと苦笑いをする。
その時、
パキッと誰かが枝を踏んだような音がした。辺りを見回すと、さっき襲われていた男の人がうろついていた。
ケースケ「あれ？…アイツはさっき」
怜奈「ちょうど良かった。さっきのお礼、たっぷり返してやろうと思ってたの」
ほんのりした表情だが、明らかにあの男に対する
激しい憎悪というオーラが怜奈の周りに漂っていた。
怜奈「ちょっと行ってくるよ」
ケースケ「え！！？や、やめなよ！！もし、仕返しに何かされたら…！」
ケースケが止めようとしたとき、怜奈は何かに気づいた。
怜奈「シッ！……静かにして」
慌てて、ケースケの口を手で押さえつける。
「さて、お前たち。上納金はきっちり持ってきたか？」
「はい」
この集団のリーダーらしき人が、周りの人を仕切っている。そして、袋に次々と財布が放り込まれていく。
怜奈「あれって…盗んだ財布？」
ケースケ「そうか、読めたぞ！コイツらはニュースで見たストリートギャングっていう連中だな！」
怜奈「え？すとりーとぎゃんぐ？」
ケースケ「うん。町で組織的に活動をして、お金を集める悪いやつらだ！」
なるほど。じゃあ、さっきの人もストリートギャングの仲間だったのか。どうりで、礼儀がなってないわけだ。
「…で？お前らは誰だよ？」
怜奈「…あ」
気がつくと、ストリートギャング達に
囲まれていた。
私達は大勢の前に突き出される。
「オレたちの秘密の集会見られちまったかぁ。てことは、ただじゃ返せねぇよなぁ。東京湾にでも沈めちまうかぁ」
怜奈「私のことはいいから、ケースケくんだけでも
離してあげてください…！お願いします…」
怜奈は両腕を押さえつけられながも、リーダーらしき人に必死になって頭を下げる。
「へぇ、自分はどうなってもいいってわけ？なかなかイイ女じゃねぇか」
ケースケ「怜奈っ！」
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極・吹雪姫 - また更新して。面白くて、ずっと見ていられるわ。 (2019年4月21日 13時) (
レス) id: c4455a25af (このIDを非表示/違反報告)
あっきー like u very much(プロフ) - 頑張ってくださいね！よかったら、私の小説も読んでみてください！(*>∀<*)話から結構外れていますがよろしくお願いします。恋愛系の小説です (2018年7月7日 12時) (レス) id: 18b6bbad32 (このIDを非表示/違反報告)
れいな(プロフ) - あっきー like u very muchさん» ありがとうございます^_^早く本編に追いつくように頑張ります！ (2018年7月7日 12時) (レス) id: 671d3c390e (このIDを非表示/違反報告)
あっきー like u very much(プロフ) - こんにちは！あっきー like u very muchといいます。よろしくお願いしますm(._.)m小説、おもしろかったです！頑張ってください(*>∀<*) (2018年7月7日 9時) (レス) id: 18b6bbad32 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れいな | 作成日時：2018年6月17日 13時
