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風薫 ページ9
kt「へぇ…裕翔って見たものを忘れないんだ」
yt「こんなの嫌だよ。
嫌なことだってずっと覚えてなきゃいけないしさ」
彼には名前がなかった
便宜上、それは良くない
だから勝手にケイトと名付けた
意味は…ない
ケイトは喜んでいたけど
kt「俺はその記憶いいなって思うよ」
yt「そう?」
kt「…だって、いずれかは俺も記憶から消えてしまうんだから。
一人でもその記憶にとどめてくれたら嬉しいなって」
…道のり、覚えてない
これは初めてのことだった
この記憶力を持ってでも覚えられないことがあるんだ
それがわかったのか、ケイトはクスッと笑った
kt「ここに来るのはね、俺の気まぐれ。
皆、ここに吹く風に導かれて来るんだ」
yt「だとしたら、もう二度と来れない?」
kr「そんなことないよ。
俺が呼んだらいつでも来れる」
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作者名:慧jump | 作者ホームページ:http://wakabassl
作成日時:2023年4月26日 12時