検索窓
今日:2 hit、昨日:5 hit、合計:5,679 hit

風薫 ページ9

kt「へぇ…裕翔って見たものを忘れないんだ」

 

yt「こんなの嫌だよ。



嫌なことだってずっと覚えてなきゃいけないしさ」



彼には名前がなかった



便宜上、それは良くない



だから勝手にケイトと名付けた



意味は…ない



ケイトは喜んでいたけど



kt「俺はその記憶いいなって思うよ」



yt「そう?」



kt「…だって、いずれかは俺も記憶から消えてしまうんだから。



一人でもその記憶にとどめてくれたら嬉しいなって」



…道のり、覚えてない



これは初めてのことだった



この記憶力を持ってでも覚えられないことがあるんだ



それがわかったのか、ケイトはクスッと笑った



kt「ここに来るのはね、俺の気まぐれ。



皆、ここに吹く風に導かれて来るんだ」



yt「だとしたら、もう二度と来れない?」



kr「そんなことないよ。



俺が呼んだらいつでも来れる」

風薫→←風薫



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (12 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
32人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:慧jump | 作者ホームページ:http://wakabassl  
作成日時:2023年4月26日 12時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。