6.病院 ページ15
私は少しの間入院することになった。そりゃ頭鉄パイプで殴られたんだし、これだけで済んだのを感謝すべきかな。あと一虎くんを助けられたからそれだけで満足！！
そんなことを考えながら1人ニヤついていると病室のドアが開く音がした。
「あ！A！！」
「あ、思ったより元気そうじゃん。」
マイキーくんとドラケンくんが先陣を切って病室に入ってきた。後ろには他の5人。一虎くんは、心做しか元気がなさそう。多分私のせい。
「……頭のケガは？」
意外にもみんなが椅子に座って最初に口を開いたのは一虎くんだった。
「全然大丈夫！！ヘドバンとかするとちょっと痛いけど、普段の生活には影響なし！心配しないで！」
「そ、…っか…。」
一虎くんは安心したかのように肩を下げ、硬かった表情も柔らかくなった。でも、それは一瞬のことでまた真剣な表情になった。そして椅子から立ち上がった。
「ごめん」
一虎くんは私に向かって頭を下げたのだ。他のみんなは知っていたかのようにそれを見ている。
「ちょ、！ちょっとちょっと！頭上げて…！」
私の言葉で一虎くんは顔を上げる。
「ほんとに…、ごめん。俺のせいで…。本当は俺が守らなきゃいけないのに……俺が守られちまった。」
「それ以上言われると私の心臓が止まるから！」
「え、Aの心臓止まんのか！？」とパーちんくんがなんか言ってるが、今は気にしない。
「ま！Aもこー言ってる事だし、一虎。もう気にすんなよ！オレら勝ったんだぜ！？な！」
「…うん！だな！」
マイキーくんの言葉で一虎くんは元気を取り戻したみたい。とりあえず海に行くのは私が退院して、私の体調が大丈夫なら行く、ということになった。
病室から出ていく時に最後だった一虎くんが振り向いてなにか言いたそうにしてたけど、結局言わずにそのまま帰ってしまった。
みんなと話してる時に病室の外でお母さんとお父さんが心配しながら(怖くて入れなかった)盗み見と盗み聞きしてたらしい。まぁたしかに見るからに不良が娘のとこに来てたら心配するか。
「見た目は怖いけど、みんないい人たちなんだね。」
「病室出てく時に俺らにお辞儀してったよ。」
とお母さんとお父さんはみんなのことを褒めていた。チームのことはちゃんと言った。あんまり喧嘩はせずにね、と怒らずにちょっと不安という顔つきで言われた。
てか勝ったんだ！とあとから喜び、ヘドバンした。
痛かった。
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いふふぁん(プロフ) - は る あ ??さん» ありがとうございます！！更新激遅ですが完結させることが出来ました〜！次のお話もぜひ楽しみにしていてください！！コメントありがとうございますっ！ (11月6日 9時) (
レス) id: d3a9a324f0 (このIDを非表示/違反報告)
は る あ ??(プロフ) - 好みドストライクの小説でニヤニヤしちゃいます！笑。次の話が見れるのを楽しみにしてますね！ (11月5日 22時) (レス) @page25 id: 374575e7a5 (このIDを非表示/違反報告)
いふふぁん(プロフ) - いちごさん» ありがとうございます〜！！初々しい恋愛を意識してるので伝わっていたようで嬉しいです！！是非楽しみにしていてください〜！ありがとうございます！ (7月21日 14時) (レス) id: d3a9a324f0 (このIDを非表示/違反報告)
いちご - この小説面白すぎー！初々しいのがまたいい！読んではにやけてます！更新楽しみにしていいですか？ (7月20日 21時) (レス) @page24 id: 466c90c890 (このIDを非表示/違反報告)
いふふぁん(プロフ) - ゆゆさん» わぁぁ！コメントありがとうございます！最近書く気力が出なかったんですけどゆゆさんのその言葉で救われました…！本当にありがとうございます！私のこの小説を面白いと思っていただける方達のために全力で書かせていただきますね！！本当にありがとうございます！！！ (6月18日 10時) (レス) @page20 id: d3a9a324f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いふふぁん | 作成日時：2023年1月27日 22時
