ふたりだけ ページ8
[じゃあ行ってくるわね、]
[なんかあったらどっちにでもいいから連絡しろよ]
「はーい…」
ほら寂しい顔しないの!とお母さんに頭を撫でられた
…寂しいに決まってるじゃん!
お父さんは一週間出張、
お母さんは実家のリフォームかなんかを手伝いに
3日、4日くらいあっちに帰る
…ここまでタイミング合うことありますか!?ねえ!
[大丈夫大丈夫、Aの事は全部任せてあるから]
「え?誰に?」
[ないしょ〜]
すっごいにやにやしてるけどさ!心配!寂しい!もう!
「はあ、」
「どうしたん、」
「はあああ、」
「ため息ばっか煩い」
「あ〜煩いって言った!北人くんこの人の口何とかして!」
「そこで北人出すなよ」
北人くんはまた机に並べていたお菓子をこれちょうだい!
って貰ってって幸せそうに食べている
「全然聞いてないやんこいつ、」
「それ美味しいよね〜!」
「うまい〜!」
「いっつも俺食いたいの食うよな〜」
「壱馬のことはよく知ってるから〜」
そう言ってきらっきらな笑顔を壱馬くんに振り撒いた
「なんか怖い…北人くん怖い…」
「それは…いつものことやん…」
「そうでしたっけ…?」
すべて見透かされているような恐怖を
ふたりで感じながら授業に入った
89人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
フミ.(プロフ) - ちゃんゆずさん» コメント有難うございます!壱馬くん、何をしてもキラキラしてる気が…()とても嬉しいです!これからも引き続き宜しくお願いします! (2018年5月14日 18時) (レス) id: 3a3090a50d (このIDを非表示/違反報告)
ちゃんゆず - 壱馬くん、かっこよすぎですね!!この作品、すごく面白いです!!! (2018年5月14日 17時) (レス) id: a34715c16f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:フミ. | 作成日時:2018年5月7日 2時