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「…遅くなってごめんなさい、」




壱馬くんの3歩くらい後ろを歩きながら
小さい声で謝る、とりあえず謝る、




「…忘れててごめんなさい、体力テスト後のデートの約束があまりにも嬉しくて…」




ぶつぶつと話していたら壱馬くんが急に止まって
俯いて歩いていた私はそれに気づかず
背中にとんっとぶつかってしまった




「わっ、ごめん!」
「…ちゃんと前向いて歩けよ、」




後ろにいた私の左手首をぎゅっと掴んで また歩き始めた
手を繋がないところが何か壱馬くんらしくて好き、




「…なんか、食いてぇのある?」
「…ラーメン、とパフェ、」
「お前どんだけ食えんだよ」




私の胃袋は大きいんです、なんて言ったら
しょうがねぇ、お前の胃袋に付き合ってやるよ、
なんて、何か…何か壱馬くんぽくない言葉が出てきて
ちょっと可笑しくて笑ってたら、
おでこに3回くらいデコピンが降ってきた


痛いよ!って壱馬くんの方を向いて言った時、
あまりにも壱馬くんの横顔がかっこよすぎて、
一瞬だけ、ほんの一瞬だけ息が出来なくなりました、




「お前人の顔見すぎ、」
「…見てないし、」
「見まくってたやん」
「…気のせいじゃない?」
「お前まじでなんなん、」




ほらほらまたかっこいいじゃん!
笑ってるだけなのに!
この人どんだけ狡いんだ!




「…壱馬くん狡い!」
「さっきからお前どうした、わけ分からんわ、」




自分でもよく分かりません、

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フミ.(プロフ) - ちゃんゆずさん» コメント有難うございます!壱馬くん、何をしてもキラキラしてる気が…()とても嬉しいです!これからも引き続き宜しくお願いします! (2018年5月14日 18時) (レス) id: 3a3090a50d (このIDを非表示/違反報告)
ちゃんゆず - 壱馬くん、かっこよすぎですね!!この作品、すごく面白いです!!! (2018年5月14日 17時) (レス) id: a34715c16f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:フミ. | 作成日時:2018年5月7日 2時

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