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ページ12

壱馬くんの家の前
何回も何回もドアノブに手を掛けて離しての繰り返し



ごめん、やっぱり親戚の家行ってくる!
って言って帰ろうかな




「絶対帰さねぇよ?」
「ひぃい!いつから!なぜ私の心の内を…!」
「あほか、声出てんだよ、いーから入れ」



結局壱馬くんにぐいぐい押されて入ったお家
ひい〜緊張する、




「お邪魔します…」
「ん、荷物は適当に置いとけ」
「はい、ありがとうございます」
「んだよ、堅苦しいな」
「…あ、そういえば、なんで今日一人なの?」
「…別に知らなくていい、飯、買いに行くか」




…なんでそんな気になるようなお返事してくるんですか
なんとなく何でかな〜って考えながら外に出た





3歩くらい先を歩く壱馬くん
…歩くの速い




「壱馬く〜ん」
「なに」
「速いです」
「なにが」




分かってるくせにそんなことしてきてさ!
このドSが!




「…なんでもない」
「そ、」




振り向いた壱馬くんはニヤッとしながら
私の方に向かって歩いてきた




「…ん?」



なんだろうと思ってたら
私の手をぎゅっと握ってまた歩き出した




「…前もこんなことあった気がする」
「お前があほだからだよ」
「…え、まるで関係ないじゃんそれとこれは」
「いいから歩けよ、あほ」




握っている手をぐいっと引っ張って歩き始めた



…もう色んな壱馬くんがいっぱいで追い付けません
…帰りたいです




「だから帰さねぇって」
「…はい、すみません」

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フミ.(プロフ) - ちゃんゆずさん» コメント有難うございます!壱馬くん、何をしてもキラキラしてる気が…()とても嬉しいです!これからも引き続き宜しくお願いします! (2018年5月14日 18時) (レス) id: 3a3090a50d (このIDを非表示/違反報告)
ちゃんゆず - 壱馬くん、かっこよすぎですね!!この作品、すごく面白いです!!! (2018年5月14日 17時) (レス) id: a34715c16f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:フミ. | 作成日時:2018年5月7日 2時

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