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緑「でね、ふっかがね〜？」
登下校は今はバラバラ。
喋れると言ったら休み時間か昼食の時だけ。
それだとやっぱり足りなくて。
ただ時間を見つけて電話もしてくれるから満足してる。だからこそわがままなんて言えない。
でもやっぱりあって話したいんだよ…
緑「A？」
『あっ、ごめん！ボーッとしてた。なんの話だっけ？』
緑「なんかあった？」
電話越しで聞こえる優しい声にあまえたくなる
けどこれから半年あるのに。
『ううん、何にもないよ？』
会いたい。その4文字が私にはなかなか言えない。
それがどれほど彼を困らせるかも分かってるから。
緑「A。ちょっと時間ある？」
『え、あ、うん』
緑「今から会わない？」
『え、？いいの？』
もしかして口から漏れてた？！なんて思ったけどそんな感じではなさそう。
緑「当たり前。あと少しで会えなくなるんだよ。我慢しないで欲しいの。」
『う、うん！』
.
.
緑「さっむいね…」
『風邪ひいちゃうよ。もうすぐ出発なのに』
真夜中の冬。気温が一気に下がりぶるぶると震える亮平を見て後悔する。
けど
緑「いいんだよ。俺があいたかったから」
なんて言ってくれて少し気持ちが楽になる
よく小さい頃に遊んだ公園のベンチに横並びになり2人でぶるぶると震えていると「そうだ！」なんて思いついたかのようにベンチを跨いで私をギュッと包み込む
『えっ、なに…！』
緑「こうしたら寒くないでしょ？」
『私は寒くないけど、亮平は寒いままじゃん…！』
緑「ううん、あったかいよ。」
そう言いながら私の首元に顔を蹲る
少しこしょばい。でもそんな姿も愛おしい
緑「ねぇ。A？」
『ん？』
緑「彼氏らしいことなに一つやってあげれてなくてごめん。」
『えっ？』
そういうと私を抱きしめる力が強くなる
緑「わがまま言っていいんだよ？
俺はもうちょっとAに甘えて欲しいの。」
『そんなこと…』
緑「言い訳禁止！絶対に我慢しないって約束して？
何かあったら連絡すること…いい？」
『う、うん…』
その言葉が嬉しくて私の前にある亮平の腕をギュッと握る
緑「いい子」
亮平の匂い、すごく落ち着く。
『ねぇ、亮平。』
緑「ん？」
『浮気しちゃダメだからね』
緑「ははっ。しねぇーよ(笑)」
なんて言いながら私の耳元で「俺ちょー幸せ」なんて呟くんだもん。
やっぱり亮平には敵わない
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みるきー(プロフ) - 初めまして。一気読みさせて頂きました。ドキドキとキュンキュン…そして号泣。すごく感動しました。続編も読ませて頂きます！ (2020年9月3日 12時) (
レス) id: 7088d3dbef (このIDを非表示/違反報告)
ふぅ - まりなさん» コメントありがとうございます！ この後二転三転と展開が変わっていきますのでドキドキしてくたら嬉しいです！ (2020年7月20日 8時) (レス) id: 8abb008388 (このIDを非表示/違反報告)
まりな(プロフ) - つ…ついに主人公が伝えちゃった…！？両片想いのすれ違いのお話胸キュン過ぎて大好きです…！！更新大変だと思いますが楽しみにしています！ (2020年7月18日 1時) (レス) id: 4917011bf8 (このIDを非表示/違反報告)
ふぅ - バチスタファンさん» いつもコメントありがとうございます！不慣れなものでご期待に添えるかわかりませんが頑張ります！本当にありがとうございます！！ (2020年6月25日 16時) (レス) id: 9322368bde (このIDを非表示/違反報告)
バチスタファン - 新作おめでとうございます！こちらも読ませて頂きます。最初からキュンキュンしまくりで、先が楽しみです！更新頑張ってください！！ (2020年6月24日 23時) (レス) id: 6aac85beb1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふぅ | 作成日時：2020年6月24日 21時
