数原くんの最後の恋人 (ページ3)

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龍友side

亜『龍友くん居るー？』

龍『ほーい、どうしたん？』

亜『今日、久々に肉戦、どうっすか笑』

今日かぁ。

レコーディングの休憩中、扉からひょこっと顔を覗かせた亜嵐くんに
ご飯に誘われた。

今日はなぁ、、

龍『、、すまん！今日はパスさせて。』

亜『おっけー、んじゃ隼とメンさん強制連行していくわ笑』

ふわっと笑って出て行く亜嵐くん。
あぁ、肉戦したかったな。

涼『彼女さん、ですか』

龍『うぉっ！？、、涼太、盗み聞きは悪趣味とちゃうか？』

涼『いや亜嵐くんも龍友くんも声デカかったよ笑』

同じくレコーディングしていた涼太。
トイレ行ったと思ったのにいつの間にか戻ってきてるし。
、、図星、突いてくるし。

涼『いい加減、はよ別れた方が身の為やと思いますけど？』

龍『お前なぁ。』

彼女が浮気しているのを知ったのは、最近のことではない。

もっと言えば、別れようと言ったのも
それを頑なに拒んでくる理由が分からないまま
この関係を続けている自分に呆れているのも本当のこと。

涼『ホンマに、龍友くんのことなんやと思ってるんや。あの女。』

龍『、、そろそろ楽屋戻ろか。』