知ってる？【菅原孝支】

高校3年生の時 ページ10

『孝支君〜』


菅原｢おーどうした？｣


『進路とか決めた？』


菅原｢あー進路な。、、、実は俺、留学しようと思っててさ｣




、、、え。留学？聞いてないよ。




そしたらしばらく会えないのかな。




『そっ、か。なんか、うん。凄いね』


菅原｢そーだよなあ留学ってすげえよなあ｣


『う、うん』




どうしよう、このままだと孝支君が遠くへ行っちゃう。




今言わなきゃだめだ！




『孝支君、好きだよ』


菅原｢A、今｣


『ずっと好きだったの。孝支君はいつも私の知らない世界を教えてくれて。すごく楽しかった』




菅原｢なあA、これは知ってる？｣


『ん？』


菅原｢俺の好きな人｣




孝支君の、好きな人。




嫌だな、聞きたくない。




菅原｢Aだよ｣




、、、えっ？わ、たし？




菅原｢俺と付き合ってくれませんか｣




孝支君が私なんかを？




待って。頭が追いつかないよ。




菅原｢おーい返事はー？｣


『こ、こんな私でいいの？』


菅原｢Aがいいの！で、返事は？｣


『よ、よろしくお願いします』


菅原｢よっしゃ！Aー！大好きだー！｣ｷﾞｭｯ


『うん私も』ｷﾞｭｰ









『ねえ孝支君、本当に留学しちゃうの？』


菅原｢あーあれ？うそ｣


『へ？』


菅原｢俺ね、Aと同じ大学行くから｣




また、孝支君と一緒にいられるんだ。




嬉しい。









『孝支君、またいろんなこと教えてね』









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