お前のおかげ【影山飛雄】 (ページ26)

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25.本誌に沿って話書くの難しいからとばしますページ26

烏養｢じゃ解散な。今日はゆっくり休めよ｣

｢｢はい｣｣

『飛雄』

なんだAか。

『帰るよ』

.

.

帰り道、Aは何も言わず、ただ横を歩いていた。

俺の気持ちが落ち着くまで待ってたんだと思う。

影山｢試合中に笑ってる国見を初めて見た｣

『うん』

影山｢金田一も楽しそうにバレーしてた｣

『うん』

俺とチームメイトだった時は見せなかった表情を見た。

影山｢2人の力を最大限引き出してる及川さんに、どうやって太刀打ちすればって思った。

でもそん時に、日向や澤村さん、菅原さんの声が聞こえた。

そんでAが前に言ってた、“仲間を見るべきなんじゃないの”って言葉。

ああ、俺はもう1人じゃないんだって気づいた｣

『それに気づいたなら、飛雄はもう大丈夫だよ』

何が、大丈夫なんだよ。

『中学よりも格段に成長して、仲間を信頼することを覚えて。

あとは、負けたことで挫折しないかだけど、そこは心配してない。

飛雄が上手くなりたい、って思ってるのは1番知ってるから』

Aは俺のことを1番に見ててくれる。

、、、そうか。だからAがいて安心するのか。

影山｢次は、ぜってえ勝つから｣

『、、、知ってる』