僕は何度でも、キミに初めての恋をする (ページ1)

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Prologue ページ1

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キミに出会ったのはいつだっただろう。
なんて、自分に聞くまでもなくはっきりと憶えている。

空の色だって

風の匂いだって

ふわりと笑う、キミの顔だって、全部。

小さな頃に、大好きな人たちの隣で、
必死に手を伸ばしたあの星空みたいに、
キミが見せてくれた世界は
何より眩しく輝いてた。

世界はすべてが美しい。

そんな綺麗事、今も私は思ってないけど。

でも

もしも

キミと同じ景色が見られるようになった今。

その綺麗事を、本当のことだと信じるのなら、

きっと、わたしの世界は

キミと出会ってはじまった。

…………

初めましてこんにちは。作者のまること申します。
久しぶりの占ツクで慣れないことばかりですが、
多くの方に読んでいただけると幸いです。

これはわたしが出会った一冊の本。
沖田円さんの小説、
『僕は何度でも、きみに初めての恋をする』
を原作とした小説です。

読んでいる際に、
「あー。なんだか出てくる男の子を風磨くんに当てはめてもしっくりくるな。」
と感じたことがきっかけでございます。

少しずつオリジナルも交えながら進めていければと思っておりますので
よろしくお願いいたします。

それでは