8.カミングアウト ページ9
〜Aside〜
『千聖〜お風呂…』
千「かずにぃ…」
え、今かずにぃって…。
千「あ、A！！お風呂平気だった？」
『うん！平気だよ〜！』
気のせいだよね。千聖はかずにぃのこと知らないしね。
千「じゃぁ、うちお風呂入ってくるね。」
ーーーーーーーーーーーーーーー
12年前
？「ほらA〜置いてくで〜｣
『かずにぃ待ってー！』
？「歌ってやんねぇよ〜」
『ヤダヤダ歌って！！』
？「〜〜〜♪」
『かずにぃの1番のファンはAだからね！』
ーーーーーーーーーーーーーーー
〜壱馬side〜
「壱馬さん。なんか今日暗くないっすか？」
壱「んぇ？そうか？？」
「はい。」
壱「なぁ慎。」
「はい？」
壱「俺な妹おんねん。」
「……はぁ！？！？！？」
翔平「なななに？！メイクイットちゃんが珍しく声を大きくして！」
樹「お前の方がうるさいよ。翔平。」
これを機にみんなに話しとくかな…。
陣「壱馬。妹おるってどういうことなん。」
場の空気が一気にしんみりする。
壱「俺、大阪にいる時マンションの隣の部屋に住んで家族と仲良かったんです。」
・
・
・
・
壱「というわけで、その俺が言う妹は血は繋がってないけど、ほんとに妹みたいな存在なんです。大事な人なんです。」
陸「Aちゃんは今どうしてるの？」
壱「わからないんです。神奈川に行ったっていうのしか。」
陸「そっか。話してくれてありがとね。」
壱「はい。」
山彰「それにしても壱馬があの村川夫婦と知り合いだったとは…」
壱「もう、居ないですけど…ね。俺にとってお母さん、お父さんみたいな人達だったんです。」
「Aちゃんは今何歳ですか？｣
壱「今中３かな。」
「受験生か。」
壱「俺が守ったらなきゃあかんのにな。情けない兄貴だよ。」
「そんなことないと思いますよ。現にこんなに心配してるわけだし。」
RAMPAGE「(ﾟｰﾟ)(｡_｡)ｳﾝｳﾝ」
A。元気してるかな。
『かずにぃの1番のファンはAだからね！』
壱「俺の一番のファン。」
北「何言ってんの？」
壱「Aが昔俺に行ったんだよ。かずにぃのファンはAなんだーって」
北「そっかそっか。見つけたら会わせてよね」
壱「わかったって(笑)」
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作者名：ゆあらむ | 作成日時：2021年8月25日 6時
