6.心配 ページ7
〜千聖side〜
最近Aの様子がおかしい。
学校に来るけど目が充血しててフラフラしてる。
千「ねぇ、A。平気??顔色悪いよ?」
『大丈夫大丈夫!!気のせいだよ』
バタッ
千「A!?A!!ねぇAってば!」
Aか倒れて保健室連れていったら貧血だって。
※保健室の先生…友成由香
千「由香先生!Aは大丈夫なの?」
由香先生は歳っちゃ歳。おばちゃん先生。
でもみんな大好きな先生。頼りになる人。
由「ただの貧血だから平気だよ。でも、無理することあるからちゃんと見てあげないとね。」
千「はい…。」
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〜Aside〜
『ん…??』
どこ。ここ。
千「A?平気??」
千聖…なんで泣きそうな顔してるの。
『うん。ごめん。』
由「親御さんに電話する?」
『あ、しないで…』
学校の中でうちの事情を知ってる人の1人。
由「うん、わかった。しないから。」
千「今日うちんち来る?」
『え??』
千聖は昔のことを知ってるけど今の家の状況のことは言えていない。
千「どうせなんか隠してるんでしょ。何年一緒にいると思ってんの。今の状況無理に話せとは言わないよ。」
『うん』
千「大阪にいる時から一緒にいるんだから、こーゆう時少しぐらい助けさせてよ。」
『うん。ありがとう。』
最高な親友を持ったね。
由「どうするかは先生聞かなかったことにするけど一回家には帰ること。わかった?」
『はーい。』
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千「A〜!お風呂〜!!」
『はーい!』
〜千聖side〜
千母「千聖。Aちゃん大丈夫なの」
千「わかんない。どうすればいいか分からない。」
千母「Aちゃんのマンションの隣に住んでた人達いたでしょ。」
千「あぁ。Aが大好きだったお兄ちゃんね」
かずにぃかずにぃっていつも言って追いかけてたっけ。
でもその人の本当の名前すらうちは知らない。
なんでも知ってるつもりだったけど知らないことも多いんだな…。
千母「そのかずにぃってRAMPAGEの川村壱馬くんだったりする?」
千「わからない。聞いたことないし。でもないんじゃない。そんな素振りないし。」
千母「そうだよね。そーだね…。」
かずにぃって人に再会出来ればAは変われるのかな。
いつでも脅えてるAじゃなくなるかな…。
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作者名:ゆあらむ | 作成日時:2021年8月25日 6時