5.大切な時 ページ6
〜Aside〜
受験、受験、受験。
クラスのみんなが受験で頭がいっぱいって言うのにうちは何も勉強できてないじゃん。
母「ねえ、早くご飯作ってよ。」
『うち受験勉強が…』
母「は?そんなのどうでもいい。早く作りなさい。」
『…はい。』
ろくに勉強できない日々。
受験って何。こんな大切な時に。
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担任「夏目さん。ちょっと…」
『はい。』
担任「夏目さん、志望校変えるつもりある?」
『いえ、特に考えてないです。』
担任「正直夏目さんの成績じゃきびしいよ。」
『わかってます。でも近くて私の成績で何とか行けるのそこしかないので。頑張るんで。』
この通りあーちゃんとまーちゃん譲りで運動は今まで苦労することは無かった。
でも勉強は別。環境が悪いのもあるかもだけど苦手だ。
『先生大丈夫ですよ。頑張るんで。』
『失礼しました。』
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ー夜ー
『あーちゃん。落ちたらどうなるんだろう。家追い出されるかな…グスッ…会いたいよっ』
この時からか。心が崩れ始めたのは。
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作者名:ゆあらむ | 作成日時:2021年8月25日 6時