JK×タイワンオオヒラタクワガタ

19.おやすみ ページ24

〜颯太side〜

Aと離れてから12年。


ずっと探してた。ずっと会いたかった。


Aの家族が亡くなったこと。


里親に引き取られ他県にいったこと。


まだ当時10歳だった僕には衝撃的だった。


颯「ほんま久しぶりやな。」


『ほんまやね。ゆきちゃん元気？？』


※ゆき→颯太の妹さん(勝手に決めてごめんちょ。)


颯「元気やで。Aに会いたがってたからタイミングあったら会ってやって。」


『んふっ。よろこんで！！』


あー。何も変わってない。


でも変わったかな。


もっと無邪気で笑うだけで周りが笑顔になるような


暖かい笑顔。あの時と少し違う。


この12年間何があったんだよA…。


颯「やんちゃ嬢さんは卒業した？笑」


『もうとっくのとうにしてますよ？笑』


颯「昔はよく色んな人にイタズラしたりして遊んでたもんなぁ」


『うん！颯太くんも一緒にね？』


颯「そうやったそうやった笑」


壱「おまえらぁ〜おれもいれろぉ〜」


『何だこの酔っぱらいイケメン。』


普段全然酔わない壱馬さんが、酔ってる。


やっと会えたからその嬉しさからかな。


颯「壱馬さん。会えなかった12年間分少し埋めさせてくださいよ。」


壱「おう。ゆるす。」


颯「ありがとうございます笑」


壱「しょへぇ〜〜！！」


と翔平さんに絡みに行った壱馬さん。

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