JK×タイワンオオヒラタクワガタ (ページ3)

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2.中止ページ3

スタッフ「日本で新型コロナウィルスが広がってるため、LIVEやイベントは全て中止となりました。」

「え。」

会議室全体がザワザワとし始める。

スタッフ「まだ……再開の目処はたってない。」

メンバー「っ！？」

涙を流すメンバーもいた。

スタッフ「とりあえず今日はそれだけです。落ち着いたらみんなどこにも寄らずに家に帰って休んでください。」

沈黙が続く会議室。口を開いたのは

陣「ま、まぁしゃあない！！切り替えていくで〜！」

ぎこちない口調。どこか泣きそうな声。震えている手。

隣にいるからよくわかる。帽子で目元は隠れてるけど悔しいはず。

？「ｸﾞｽｯｯ」

「かずま、さん？？」

壱「慎…俺ら何ができるんやろな…っ」

「とりあえず今は…落ち着くの待つしかないですね。」

みんな静かながら涙を流す。

壱「俺らが泣いてたらあかんよな。ファンの人はもっと悲しい。」

「そんなことないと思いますよ。泣いてもどうにもならないけど今はしょうがないです。」

僕は何故か泣けなかった。いや、まだ現実だと思っていなかったんだ。

この日を境に僕たちの活動は制限されていく。